お正月に義母の家に集まって

家族でおせち料理をいただいている時に

義母が改まった表情で私に封筒を差し出しました。

 

「今年ハワイに行くんでしょ?

これ少ないけど足しにして楽しんできて」

 

え?

義母からはさっき

お年玉をもらったばかりなのです。

そんなにもらうわけにはいきません。

 

躊躇しながら夫を見ると

夫は、「いいよ、いいよ、そんなの。」

と拒否しています。

 

すると、

「あなたにはあげてないわよ!

私はやすべちゃんにもらって欲しいの!」

 

義母のすごい迫力に負けて私は

お礼を言いながら封筒を受け取りました。

 

義母は続けて

「遠慮しないで受け取ってね。

私はもう最近、お金をあんまり使わなくなったのよ。

友人はみんな高齢で旅行に行かなくなったし

美容院に行くのも億劫になってやめたの。

そうしたら少しお金がたまったのよ。

あなた達は新婚旅行も行かれなかったから

それで楽しんできて欲しいわ。」

 

私たちは3年前に新婚旅行で

ハワイに行くつもりでしたが、

ちょうどコロナ渦で行かれず延期して

やっと今年行くことになったのです。

 


義母からのお餞別を有り難くいただいて

帰宅してから封筒を開いてみると

 

一万円札が10枚入っていました。

 

十万円!!

 

封筒を受け取った時に

なんだか分厚いなと感じていたのですが。

 

夫は一瞬固まってしまい

「こんなにもらえないよ。。」

 

確かに年金暮らしの義母にとって

この金額は大きな出費だと思います。

 

親からお金をもらうなんて考えられない

親孝行な夫は、

「おふくろからもらったお金は使えないよ。

何かあった時のためにとっておこう。」

と言っているのですが、

 

せっかくのお義母さんのご厚意に甘えて

旅先で楽しく使わせてもらおうと思います。

 

どこか旅行に行くたびに家族思いの夫は

義母や義姉家族に大量のお土産を買うのです。

 

ハワイに行ったらさぞ沢山のお土産を

またみんなに買うんだろうなと

思っていた矢先の義母からのお餞別。

 

お義母さん、

私の心の中読んでます?😆

 

 

大変な状況の世の中で

自分だけが楽しみを求めて良いものなのか

考えてしまうことがありますが

この先自分もいつ何があるのかわかりません。

 

出来ることは出来るうちに

行きたいところは行ける時に

会いたい人には会えるうちに


をモットーに今年は行動していきたいと思います😌