本当の話

 

大地一人、少年時代は北海道で暮らしたが、

住民が野生動物を怖がることは全くなかった。

 

野生動物の方が人間を怖がっていた。

 

三方を山で囲まれていたので、

よく山菜採りに行ったが、

誰も野生動物を怖がっていなかった。

 

ただ捕獲された野生動物はいた。

 

「観光資源の見せ物」として利用されていた。

 

彼らは愛すべき存在だったし、

実際可愛かった。

 

以上は、少年の私が実際に体験したことであり、

少しも嘘はございません。