トロントでは子供達は一人でお留守番出来ません。そのような状況の中、働くお父さん、お母さん達はどうやっているのかというと、

 

  • 幼稚園前のお子さんたちはDaycare 
  • 幼稚園から小学校のお子さんは、学童のような After school / Before School program
  • ナニーさん
  • お爺ちゃん、お婆ちゃん

といった感じです。

 

<幼稚園前のお子さんの場合のデイケア代>

 

月齢にもよりますが、一人のお子さんにつき月々$1600から2400くらいかかってしますので、ナニーさんの方が子供2人以上いたらディケアより安くなります。ご自宅でされてるホームディケアなどは比較的に安いですが、それでも3人以上お子さんがいればナニーさんの費用と変わらないくらいになります。カナダ政府が進める1日$10ディケアができることによってナニーさん事情も変わるのかもしれませんが、働く親にとってはナニーさんのような、掃除、洗濯、買い物、晩御飯の準備をしてくれて、学校、習い事の送迎、宿題をさしてくれるサービスは欠かせないと思います。

 

<学齢期のお子さんのディケア、学童代>
 

子供が学校に通い出したからといって劇的に安くなりません。トロントの公立校の学童(Before, After school program)は、学校が始業前と終業後預かってくれますが、大体 子供一人につき$30-$40 /日。学校が 月20日なら、公立の学童費用は子供一人につき毎月$600から800。一人っ子の少ないトロントで2−3人お子さんがいるご家庭だと、月々$1200から$2400も学童費にかかります。そして学童は6時までなので、ピアノ、水泳の習い事はその後に連れて行かなくてはなりません。習い事の後、家に着くのは夜7時とか8時。ご飯食べたらすぐ就寝といった生活になります。そうなってくると、学齢期になっても、子供が2−3人いたら、働く親にとって強い味方がナニーさんです。

 

<ナニーさんとは?>

 

ナニーさんは、掃除、洗濯、買い物、晩御飯の準備をしてくれて、子供たちの学校、習い事の送迎、宿題をさしてくれて、親が帰ってくるまで家にいてくれます。こう書き出してみると夢のようなサービスですが、良いナニーさんを見つけるのが大変ですし、やはり人間関係も色々あるので 全てのケースで夢のようなサポートとは言い切れません。とはいえ、トロントではナニーさんを雇ってるご家庭が多いです。

 

働く親にとってはナニーさんのような、掃除、洗濯、買い物、晩御飯の準備をしてくれて、学校、習い事の送迎、宿題をさしてくれるサービスは欠かせないと思います。

 

<ナニーさんのお給料事情(トロント)>

Domestic employee としての普通の雇用契約になります。子供の送迎をしてくれる、運転するナニーさんの場合、ほとんどの方々が通いで住み込みでなく、年間報酬は 平均的に5万ドルくらい(時給23から25ドル) ですが、それプラス雇用保険と年金を国に納めるのは雇ってる側の負担になりますので、実際には、年間5万5千ドルをお支払いすることになります。住み込みの場合は、食費、家賃のコストを引いた後、年間報酬は 3万ドルくらいの方もいらっしゃいますが、その場合永住権ビザのサポートが条件となってる場合が多いようです。あと、運転してくれる以上に、料理が上手、宿題がみれるとか、経験豊富で経歴が素晴らしいナニーさんになると6万ドルを要求されますし、実際によく知ってるナニーさんは年間報酬が7万ドルです。

 

よく働く親が ”何のために働いてるかわからない” と思う気持ちになると愚痴ってますし、たくさんの母親が仕事を諦めるかパートタイムに変わるのもわかる値段です。バンクーバーなどの主要都市も似たような値段だと聞いてます。

 

ディケア代、ナニー代が高すぎる現状のため、仕事をやめる母親が増えています。仕事を続けやすいように、現在カナダ政府は1日十ドル ディケアの実施を進めています。我が家では、もうディケアがいらない年齢になりましたが、これからの世代のお子様達のために、ただ単に部屋で適当に遊ばせるだけでなく、親達が満足するきちんとした内容のあるものであることを願っています。