☆*:.。長等山 園城寺 .。.:*☆
園城寺(三井寺)といえば銘鐘🔔だが
『三井の晩鐘』とはまた違う伝承で知られる梵鐘もある
それが 『弁慶の引摺り鐘』
むかし、比叡山延暦寺 と 三井寺は
円珍派 と 円仁派 の門下で別れ 円珍門流が 三井寺、円仁門流が 比叡山に残り 幾度となく対立していた
その頃、荒法師の武蔵野弁慶が 三井寺の鐘を持ち去り 比叡山まで引きずっていったと言われている
しかし、その鐘を比叡山で鳴らしてみると
「 いの~ いの~ 」 と鳴る。。
※「 いの~」 とは大津弁で 帰りたい という意味
そんなに三井寺に帰りたいか と怒った弁慶は鐘を 谷へ投げ落としてしまうが、のちに 三井寺の僧達がそれを見つけ 持ち帰ったとされている・・
確かに引きずったような痕やひび割れなどが多くあるが、本当の話しだったら 弁慶 凄すぎるんですけど
昔は お坊さん達も派閥争いやら陣地争いでお忙しかったようで・・
今の平和なイメージとは違ってますからね~
霊鐘として伝えられる この梵鐘は他にも
寺に変事がある時には、その前兆として不可思議な事が起こるとか・・・
良くない事がある時は 鐘が汗をかき 撞いても鳴らず 良い事がある時は 自然に鳴るという
🔔 なかなかに魅力ある不思議な鐘 🔔
◆ 微妙寺 (びみょうじ)園城寺別所
広い境内の中には5つの別所があり、三井寺の多くの仏像は各別所にも祀られている。
とても高い波動が流れている この寺の 仏像からは 強いパワーを感じるものが多い
994年に 慶祚阿闍梨により創建された 微妙寺の御本尊は十一面観世音菩薩
重要文化財で現在は文化財収蔵庫で見る事が出来ます
金色不動明王 (黄不動尊) 日本三不動の1つ
智証大師が比叡山で修行中に 感得されたお姿を写したもの ( 秘仏の為 模写したものが安置されています )
他にも珍しい仏様がこちらの
尊星王そんしょうおう
(画像 ポストカードより)
尊星王は 北極星を神格化した天帝尊
一切の事物の善悪を記録するとされる 国土の守護神で妙見菩薩 ともいいます
こちらの尊星王像は 月の上に左足で立ち 右足を後ろに上げ、手には日と月をのせ 周りの日月輪は星を表しています。
このように 像として見られるのは大変珍しいので、参詣した際には拝んでいって下さいね
◆ 衆宝観音 ( しゅうほうかんのん )
観音堂に向かう途中の参道に
とても美しい仏様がおられました
三十三観音の1つ✨衆宝観音✨
※観音様は人々を救済する際 33のお姿に変身する。。
衆宝とは衆生が求めてやまない財宝の事、
この観音様を信仰すれば財宝が貯まり福徳を授かるとされている
この仏様 実に穏やかで柔らかい気を持っています。私は大好き!一目惚れしてしまいました。
こういう変わった姿勢の仏様を見るの 好きなんですよ~
衆宝観音が置かれている お寺は全国でも少ないですが、右手を岩に置き、左手を膝の上に置く姿は優美としか言えません
足下には魂や精神性を表すハスの花が咲いています。
衆宝観音は本来、羅刹の難を救う観音様なので 一人が祈れば皆が救われるという考えから
おそらく衆生が求める財宝とは
心の豊かさを表しているのでしょう
でも金銀財宝のほうも お願い🙏したいw
◆ 観音堂
御本尊 如意輪観音坐像
西国三十三所 第十四番札所
御本尊は三十三年ごとにご開帳される秘仏
(天皇即位の時にも開帳されました)
上から垂れさがる 三つの鮮やかな帯は
御本尊と繋がっている有り難いもの(^◇^)
観音堂からは 琵琶湖と大津市街が一望できる
🌟 色々な体験もでき、観光としても十分楽しめそう
毎年 三井寺と石山寺の 二寺共同で
多くの仏像の公開をしています
今年は 4月29日~5月16日
この期間は二寺の共通入山券が1000円で販売
寺宝も多く、この期間でなければ見れない仏像もあるので また次回があれば開催中に行ってみたい
◆ 水観寺 園城寺別所
本尊 薬師瑠璃光如来
脇侍 日光・月光菩薩
十二神将
三井寺の 御朱印 は
各お堂に置いてある この案内を見れば どのお堂で どの朱印が頂けるか すぐにわかります
お土産は もちろんコレ!