あれだけ毎月行ってた、コンサートも、めっきり行くことが、減ってしまったけど、仕事やプライベートの予定がうまく都合よく回ると、やっぱり、なんかいいやつないかなあ。

と、日付限定で、各ホールの公演スケジュールを見て回る。



これは!

と、思ったのが、関フィルの定期





プロコフィエフ 古典交響曲
ヴァインベルグ チェロ協奏曲
ドヴォルザーク 交響曲第8番

指揮 アレクセイ オグリンチェク
ソリスト 上野道明


チェロの上野道明は、偶然にも4月のリサイタルに行こうかと考えてるとこだった。


まあ、当然お気に入りの ドヴォ8
に、目がいったんだけど。


ほぼ満席で、びっくり。
ホワイエでおばさま方が、上野くん上野くんと、言ってる。あれ?彼はアイドル的な新進気鋭なのかなあ。
4月のチケットは、確かに残りわずかな感じだった。


彼の演奏した、ミェチスワフ・ヴァインベルグ は、全く知らなかった。
ポーランド侵攻で国を追われてモスクワで活動するも、逮捕され…
当時のソ連の芸術家たちと同じような道を歩む。


第一楽章から、胸を締め付けるような弦楽のアダージョ。これはまた聴きたい。
うちにある、整理されずにいる、大量のCDのどこかにありそうだけどぶー
まあ、ネットで探せばいいか。
便利な世の中やわ。


プロコの交響曲で、あの何とも風変わりな誰が聴いてもプロコやん。なユーモラスさと甘美さのアイロニーにメロってた。耳にちょうどいい。


ドヴォ8は、やっぱり最高。
9番は永遠の名曲として、長嶋ばりの人気曲だけど、8番はねえ。
民謡色てんこ盛り。チェコ大好きよね感満載。
そして、全てが美しい。美の世界。強さあっても、美。だよねー。

わたしは耳は、そんなに良くなく、凡人以下の単純耳なんだけど、オグリンチェクのドヴォ8は、どこかまろやかだった。
バキッパキの演奏聴く機会が多かったからかな。
クラシックのいいとこは、同じ曲でも、雰囲気違うのが聴けることだけど。

新たな発見真顔


この日、持ち歩いて読んでたのは、これ。


伊藤ていじ

終わらない庭



三島由紀夫 仙洞御所

井上靖 桂離宮

大佛次郎 修学院離宮

の三編が収録され、他に伊藤ていじの、庭園に付いてかれたものがある。




三庭とも、京都にあるけど、なかなか敷居が高いとこで、めんどくさがりのわたしには、なかなか行けないとこぼけー



行ってないもんだから、お三方のご案内にも、ネットでお庭の写真見ながら読み進めないと、ワケわかんない。


あー、読むの疲れた。



でも、三島由紀夫の仙洞御所


この本のタイトルでもある、終わらない庭

であることの意味は、本当に興味深い。


西洋庭園、日本庭園の比較は、よくあるけど、三島由紀夫は、そこに、所有者の存在について考える。



例えばヴェルサイユ宮殿。

その広大さは、日本のどの庭園とも比べ物にならないほど、広大。それは、統治者の「空間への無限の憧憬」があるがゆえ。


まあ、つまり俺様は、こんなにどこまでも広い庭園を治めてるんだぜ。的な感じかな?

でも、それって無限ではないわけで。

どこかで、終わりを迎えるのよね。


だから、整然とした、幾何学的な配置や、噴水のような人工的に水を型作って、美と整った広大さで、限界を補う。

な感じかな。



それに対して、日本の庭は、時間で庭に無限を表現させる。


水は流れてる。どこからかやってきて、またどこかへ行く。

石の苔もそう。苔なんて、一朝一夕にあの深い緑を出すように、石にへばり着いてるわけではない。


日本庭園は、時間を感じさせることで、そこに、橋をかけて、時空を超えて楽しむ。



そんな感じのようです。


京都の、無鄰菴 に行ったときに感じたのも、そうだった。庭を流れる水は、琵琶湖疏水からやってきて、ここを通って、隣の料亭 瓢亭の庭を風情豊かにして、また他所に行く。


そのときに思った。

今、わたしの足元を行ってる水は、数分前、数分後数時間後で、形を変えて、それぞれの役割を持って、回っていってる。

その不思議な感覚。


このことが、庭を美から無限をへと変化させてる。



うーん。


恐るべし。三島由紀夫。ええこと聞いたわ。

ありがとうニコ



その流れで、金閣寺 なんかを、今ごろ読んだ。

こちらも、美 だねえ。

なかなか、難解ではあったけど。






某鉄道駅で、でかでかと貼り出してた、このポスター。何度も足を止めて眺めた。


美と時間を考える、今日この頃でしたほっこり










悪友えるちゃんに、夜に参加を頼まれ事があったので、お礼にお昼に映画でもご招待するわー。


となり。


特に映画は見たいものはなかったので、寄席に行ってみましょう。


となり。



天満天神繁昌亭






2006年9月にオープンした、上方落語専門の定席小屋

六代目桂文枝(当時は桂三枝)が中心となって、立ち上げた。



覚えているわ。当時のこと。

桂三枝が、華やかに赤い人力車に乗って登場したの。






朝席、昼席、夜席とあって、全席指定。

13時開場の昼席を予約した。


公演時間は、13:30~16:10で10本


この日の出演者は。

桂雪鹿

桂小梅

笑福亭恭瓶

大森くみこ カツベン

笑福亭笑助

笑福亭仁扇


仲入り


林家笑丸

笑福亭仁昇

二代目宮史郎 津軽三味線

笑福亭福笑


2500円 65歳以上は割引あり。





席について、始めに目にする緞帳

大阪出身の日本画家

生田花朝 の作品で、これは天神祭かな?

華やかで、目を引く。とても楽しそう。



天井にはちょうちんがきっしり。



上方落語は、江戸落語とは、少し違っているらしくて、落語の内容は変わらないけど、大きな違いは、小道具が多いこと。



見台、膝隠し、拍子木を使うのは上方落語独特のもので、確かに、場面転換のときや、走っている描写なんかで、かなり賑やかしい。



心理描写、人情重視でじっくりやる江戸落語。お三味線や太鼓などの鳴り物入りで、賑やかにやるのが上方落語。


笑いの国大阪らしいわほっこり



内容も、古典落語、新作落語あり。

無声映画の弁士 カツベンや、津軽三味線。

バラエティに富んでいて、とても楽しかった笑い泣き



これはまた、是非行きたいとこでしたウシシ