たぶんこのくらいの季節だったと思う
中学校の時の美術の思い出です。
名画の模写をするという課題が出て
私はなんとなく
家にあった大判の画集の中から
アンリ・ルソーのジャングルの絵を選びました。
ルソーには似た絵がたくさんありますが
猿が真ん中にいて
オレンジが鈴なりになってる絵です。
原画の画像を探して貼ってもいいんですが
このあと描く通り
もう見たくもない絵なので・・・(^▽^;)
で、画用紙に方眼をひいて模写するというよくある手法で線画を写したんですが
まぁ題材が悪かったのか
猿はいいとして背景に何百もありそうなオレンジをどう模写したらいいのか。
最終的に発狂しそうになってきて
提出期限もあるので
オレンジはもう原画を完全に無視して
「先生もどうせわからんだろう」と
筆で適当に水玉を打って終わりにしました。
人生であれほど描いてて楽しくなかった絵はないですね。
あれ以来模写というものがどうにも苦手です。
私にとって絵を描くことは
頭の中に見えているものに形を与えて
「ほら、これが見えてたんだよ」と誰かに知ってほしいという衝動なので
既に完成している図がそこにある場合は
もうそれでいいんじゃない?!と思ってしまう性格なのです。
頭の中のイメージを出力するとき
紙の上の絵が出来てくると
だんだんと元のイメージがそれに引っ張られて変質していってしまうので
なるべく意識の上では絵を見ないように目だけで見て描く・・・というおかしな感覚は
絵描きあるあるだと思ってるんですが
どうなんでしょうか。
最初イメージを出してみるでしょ
顔の表情を明らかにしてから
手の表情をつけるときが一番好きです
指先がはみ出したのでデジタルに助けてもらいました
デジタル音痴は相変わらずですが(^▽^;)
こういうところは本当に便利だと思います。
今日もありがとうございました!