Cake -ケイク-
:Fruits ,Chocolat
(フルーツ、チョコレート)
※当ブログは「皆さまが “家庭で” お菓子を楽しむため」に公開しております
おはようございます!
厨房が完成したので、新オーブンでの試作&レシピ調整を開始しました!
ケイク·オ·フリュイは「露骨な洋酒、露骨なラム酒」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、ぜひそのイメージのままRiberaのケイク·オ·フリュイをお召し上がり頂きたいです
「え、なんか凄いフルーティ…!?」と、きっと驚いて頂けるはずです☺️
オッシャレ〜ッに飾ったり、
センス良さげ!に見せたり、
見た目で惹きつけたり、
そういうことは全然出来ない不器用人間ですが、
菓子屋なので菓子の「美味しさ」を提供したいと思っています!
2023年1月のオープンを、ぜひお楽しみにして頂ければと思います…!✨
本日もお読み下さりありがとうございます🙇❤️
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元々写真センス皆無だったのに、無機質な作業台の上で撮ると更に見た目が……(苦笑)
来年開業後はやっぱりセンス爆発な写真担当さんとか雇いましょうか…(苦笑)
見た目やセンスはひとまず置いておいて。
道具や材料を揃えて全て収納も終わり、やっと厨房を使えるようになりました!
やったぁ!
なので早速、新オーブン初の試し焼きをしてみました…!
今までの家庭用オーブンとは加熱方式が違うので、試作を重ねてレシピを微調整していかないといけないかなぁと思っていたのですが、
予想外に良い焼き上がり…!
しっかり焼けて、かつ、ふわんっふわんっ
フランス菓子の定番「Cake (ケイク)」こと「Cake aux fruits (ケイク·オ·フリュイ)」
と
シンプルな「カカオパウンドケーキ」
です
ケイク·オ·フリュイは少し控えめに入れている洋酒漬けドライフルーツたちと洋酒
カカオパウンドケーキはチョコレート不使用でカカオパウダーのみを使用した生地に、細かく刻んだチョコレート入り
予想外に良い焼き加減でしたが、やはり思っていた通り少し火力は強めなので、チョコレート系とかは微調整していこうと思っています
本日は夜というより朝方に近い夜中に焼いたので、
朝までには落ち着かなさそうだなぁ…
今日を逃すともう週末だし試食に出すのは無理だな…
……と!
これまでなら諦めていたかもしれませんが!
厨房用にちょっと良い製菓用のナイフを買ってもらったので!
柔らかくてもスパーッ!と切れたので、本日無料で配らせて頂こうと思っています
やわやわなケイクがスパーッ!と綺麗に切れる感覚、すごい快感でした
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厨房は、使用する前の少しずつ厨房を作っていたときから思っていたのですが、
不思議と24時間常に室温20度弱・湿度50%前後であることが多く、空調が一切必要無くて凄く快適です
2年前くらいは夫と「厨房用に庭にプレハブ小屋でも入れるか!」なんて言っていたのですが、
その時に急ぎ慌てて軽率に、外気温の影響を直接受けるプレハブにしなくて本当に良かったなと心底ホッとしています
そして厨房用の靴も、こだわって正解でした
現在予期せぬヘルニアに襲われてしまい、正直お菓子作りに必要な「立ちっぱなし」がむしろ一番辛いのですが (苦笑)、この靴だと足がガチッと固定される上にエアーがかなり効いているので辛さが軽減されてめちゃくちゃ助かっています…!
無機質な冷たい床材と、作業台の上に3cm厚の御影石なので少し高めなのですが、靴のエアーの分、少し目線も高くなるし、底冷えもしなくて本当に快適です
パティシエって、筋肉の酷使とか腰痛は付き物なので…
靴は自分に合うものにこだわるのをオススメします!
厨房作りでribera的に一番痛かったのは、実は、
タッパー類
です
意外じゃないですか?
意外とめっちゃ高くつくんです、これが
製菓用の型を入れられるサイズとなるとかなり大きいものが必要で、かつ、密閉密封でロック付きのものとなると…、本当に高いんです……!
そしてRiberaは1種類ではなく様々な菓子を作るので、型も材料も包装材も、個人事業としてはかなり多い方なのだと思います
そのためタッパー類だけでも、もう数がすごくて……
厨房作りで意外と一番痛いところでした
厨房内で一番高額なのは、もちろん今後購入予定のデッキオーブンです
ですが今はまだ無いので、現時点で高額だったのは……
冷蔵庫、オーブン、パソコン
…って言うと当たり前感ですかね
家電系を含めないと…
やっぱりタッパー類総額、かな (苦笑)
作業台とかシンクとかよりよっぽど高くついたのが、タッパーたちです……意外でしょう?
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ここからは余談です↓
厨房を少しずつ作っていたので、お菓子作りがなかなか出来ておらず渋皮煮が沢山残っています
というか、買っておいて冷凍していた栗も…
↑コチラは2016年に作ったモンブラン風タルト
製菓の “せ” の字も知らず、栗のことも何一つ知らず、
なんとなく作っていた頃のお菓子です
綺麗な切り方も知らなかったので、断面も汚い
自分としては、我流だった中学生〜昨年までのお菓子作りは「製菓人生」にカウントしておらず、今年の4月から本当の「製菓人生」がスタートしたと思っています
昨年までに独学で得たものも積み重ねた経験もとても沢山有りますが、所詮はただの「独学」で、ただの「我流」だったなと思います
4月から改めてまともに「製菓人生」をスタートしたので、そのお陰で来年1月から本当の意味での “仕事” としての製菓人生を開始することが出来ると思っています
独学や我流のまま開業していたら “仕事” ではなく、無知な主婦のただの “趣味の延長” “小遣い稼ぎ” になってしまっていたなと、今ならわかります
何も知らずに作っていた若い頃のお菓子の美味しさ、
独学を始めてから昨年までのお菓子の美味しさ、
きちんと学び始めてからの最近のお菓子の美味しさ、
“仕事” として責任を持って作り始めてからの来年の美味しさ、
自由に菓子を突き詰め始めてからの今後の美味しさ、
…
それぞれの美味しさがあるので、
“ただなんとなく作り続けるだけ” “何も変わらぬ現状維持” …なんて無駄なことはせず、
これからも1つずつ進みながら「美味しさ」を1つずつ増していければ良いなと思っています!
「変えた方が良いもの」
と
「変えない方が良いもの」
って、ありますよね
私は、
「変えない方が良い」
と誰もが思い込んでいたものを、反発を食らいながらでも変えて、
「いやむしろ変えて良かったね!」
と思わせることが得意です
味覚や嗅覚が敏感な方はRiberaの菓子を召し上がってその都度感じるものがお有りかと思います
「変えた方が良いもの」
「変えない方が良いもの」
「変えない方が良いと思い込んでしまっているもの」
riberaが何を考えどう表現しているのか、理解して頂けるところと全く理解出来ないところも有るかと思います
それでもRiberaが菓子に込めた「想い」が伝われば良いなと思っています
本日分のお菓子は、できれば近頃残業続きだった方々へ行き届いていれば良いな…と思っています
明日からは週末なので、甘いお菓子を食べて、無意識に入ってしまっている身体の力を抜いて、少しでもゆっくりと休めますように
本日も長々とすみません
最後までお読み下さりありがとうございます🙇❤️