今回の旅の目的地のひとつ。
東山魁夷さんの『緑響く』のモチーフとなった場所。
長野県茅野市
奥蓼科にある御射鹿池。
八ヶ岳にあり、
原田マハの『生きるぼくら』の舞台にもなっている。
奥蓼科に向かう途中、道沿いにあるため池。
山奥に歩いていくのかと思っていたが、
拍子抜けするくらい車だと簡単に行くことが出来る。
御射鹿池は、八ヶ岳の冷たい水を温めて農業用水として
使用できるように作られたため池だそう。
pH4前後の強酸性のため池のため、魚は生息できないが、
湖底に酸性水を好むチャツボミゴケが繁茂し、
湖面に木々がきれいに映る要因になっているそう。
ピンと張りつめた空気と湖面の美しさが
魁夷さんの世界をしっかり感じさせてくれた。
また違う季節、違う時間に訪ねてみたいところだった。