先週、観ていたのだけど、
レビューが遅くなってしまった
お話は・・・
解説
「そして、バトンは渡された」などで知られる人気作家・瀬尾まいこの同名小説を、「ケイコ 目を澄ませて」の三宅唱監督が映画化した人間ドラマ。
PMS(月経前症候群)のせいで月に1度イライラを抑えられなくなる藤沢さんは、会社の同僚・山添くんのある行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。転職してきたばかりなのにやる気がなさそうに見える山添くんだったが、そんな彼もまた、パニック障害を抱え生きがいも気力も失っていた。職場の人たちの理解に支えられながら過ごす中で、藤沢さんと山添くんの間には、恋人でも友達でもない同志のような特別な感情が芽生えはじめる。やがて2人は、自分の症状は改善されなくても相手を助けることはできるのではないかと考えるようになる。
NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が山添くん役と藤沢さん役でそれぞれ主演を務め、2人が働く会社の社長を光石研、藤沢さんの母をりょう、山添くんの前の職場の上司を渋川清彦が演じる。2024年・第74回ベルリン国際映画祭フォーラム部門出品。
2024年製作/119分/G/日本
『カムカムエヴリバディ』は、嵌って見た朝ドラ。
特に、この二人の時代は、何度も繰り返し見たのだよ。
稔さんと安子ちゃん、良かったなぁ。
なんだけど、この作品の山添君と藤沢さんは、
カムカムの夫婦とは、全くの別人だ。
第一、この二人、恋愛関係にないのだもの。
この作品では、
パニック障害とPMSという『心』の症状を有する病気がある二人。
夫婦ではなく、同志といった感じかな。
病気は違えど、お互いに、その辛さは理解できるのだ。
二人が勤める会社の人達が、
社長を筆頭に優しい。
世の中、そんなもんじゃないだろうと思うところもないではないが、
パニック発作になったり、PMSの症状が出たりした時に、
逃げるのではなく、そっと寄り添うことが出来る人達。
もし、自分の職場だったら・・・
見て見ぬふりをするのではなく、
寄り添って支えるのかもしれないなぁと。
人って、まんざらでもないと思うのだ。
みんな、大切な家族を失っていたりするから、
人の痛みがわかるのだよ。
自分のことはなかなか思うようにいかなくても、
人のためなら役に立てるかも。
優しい映画です。