私の住む川崎市中原区にはその昔はかなりの個人経営の中華料理屋(町中華)がかなりの数あったのですが、時間経過に伴う廃業(経営者の死去等)が加速度的に増えていき、結果としてほとんど存在しない・・・
結果的に人口が爆発的に増加する事により昔のような寂れた空間が少なくなり、地方から出てきたモノに受けるようなチェーン店舗やスーパーなどが増えていく事により、懐かしい店舗はことごとく淘汰されてしまったと言うのが本当のところだと思います。
まぁ、今の話は川崎市の中でもかなり再開発が進んでしまった『武蔵小杉駅』周辺の話ではありますが、結果的にかなり遠方までその威力が浸透した事により、古い建屋を潰してオシャレな集合住宅となるのが現在進行形として今でも続いていると言ったところ・・・
そんな原型が崩壊している最中の川崎市中原区の南部に隣接するのが今回紹介する店舗がある川崎市幸区‼️
JR南武線『鹿島田(かしまだ)駅』周辺を基本とする区なのですが、川崎市内の初代再開発と言われるくらいの古い時代(昭和50年代〜平成初期)のエリアで、場所も『南武線』とJR貨物所有の『品鶴線』の間にある事もあり、意外と周辺には新しい中層住宅団地が工場撤退時以外にはできなかった理由により、前述した川崎市中原区よりも昔の街並みが多く残っている事も私的にはかなり興味のある地域だともいえます┐(´∀`)┌
ということで今回紹介する中華料理・『大満』さんは、川崎市幸区の区役所庁舎と国道1号線の間にある古い道沿いにある店舗で、創業は昭和45年だと女将さんが言っておられました。
店頭には今時珍しい商品サンプルがあったり、
開店時間を過ぎているのに『準備中』と張り出されていたりと
ちょっと笑っちゃったのですが、店横に停めていたカブのおじいちゃんが『開いてるよっ‼️』と言いつつ店内に入り暖簾を出して掛け始めたので、
暖簾をかけたお爺ちゃんが店内に入るのと同時に店内に入ったのですが店内はかなり暗く、iPhoneのカメラは露発補正をかけてそこそこ明るく見えますが、実際はかなり暗くてちょっと笑っちゃったくらい・・・
店内はかなりの『鰻の寝所スタイル』で細長く、客席はカウンターか七席、
壁側にある二人掛けのテーブルが二卓、
店奥に四人掛けテーブル一卓と
本当にかなり細長い店内・・・
先ほどの店内の暗さを証明する為に太陽光が差し込む入口をアップで撮影してみると、店外の太陽光がかなり明るい事がわかると思いますが、それに比べて店舗内がかなり暗い事が分かると思いまっす‼️
ちょいと機嫌の悪そうなお婆ちゃんが厨房にいたので、オーダーとカウンター上に灰皿があったので喫煙可能かを確認してOKを頂いたので喫煙しつつ、
オーダー済みですがカウンターに唯一あるメニューを見つつ
価格帯を確認‼️
やはりボリュームは分かりませんがかなりリーズナブルな価格設定となっているのは、店舗周辺に溢れかえる民家と正比例しているという事であり、私が今回オーダーした『ラーメン・半チャーハン』の700円も納得でございます・・・
推定年齢80歳アッパーのお婆ちゃんが作る姿はとても力強く、
前述したようにかなり高齢の御夫婦でいまだに営業しているのですからやれて当たり前とは思うのですが、近頃は私の住む周辺にはこの様な店舗は皆無であり、この辺りも時間の流れが穏やかに進む川崎市幸区ならではだと思う次第でございます・・・
そんでもって出てきたのがコチラっ‼️
ラーメンは想像以上に美味しくて、鶏ガラ出汁と麺の茹で具合のコンビも文句をつける箇所がなく、
細かく切られたチャーシューも肉嫌いの私には好都合も重なり、文句のない出来でございました。
半チャーハンも見事な塩分塩梅でコチラも問題なく、
サクッと食べ切ってしまいました・・・
このボリュームで700円とは驚きではありますが、繁華街でではなく住宅街の中にある店舗ならではの世界観の成せる技だということがよく分かる一品でございました‼️
これから先、あと何年営業できるか分かりませんが、これからも頑張って頂きたい思いながら店を後にさせて頂きました・・・
以上、昭和45年創業の古参中華料理屋で食事をしたお話でした m(_ _)m