光速より速い速度で遠ざかる惑星系を観測するためには、以下の方法があります。

* **赤方偏移の観測**

光速を超える速度で遠ざかる惑星系から放射される光は、地球に届くまでに膨張するため、波長が長くなる(赤色にシフトする)という現象(赤方偏移)が観測されます。この赤方偏移の度合いから、惑星系の遠ざかる速度を測ることができます。

* **超新星の観測**

超新星は、恒星の爆発によって起こる現象です。超新星は、非常に明るいため、遠方にあるものでも観測することができます。超新星の明るさから、惑星系までの距離を測ることができ、その距離と赤方偏移の度合いから、惑星系の遠ざかる速度を測ることができます。

これらの方法を用いて、これまでに、地球から100億光年以上離れた惑星系で、光速を超える速度での遠ざかりが観測されています。

なお、光速を超える速度で遠ざかる惑星系から放射される光は、地球に届くまでに膨張するため、光速を超えて地球に届くことはありません。しかし、惑星系の遠ざかる速度を測ることで、その存在を間接的に観測することは可能です。