先日のスーフェスで、2丁目3番地の看板などが展示された。

昨年末、店主の中村さんが亡くなり、長年下北沢で続いていたお店が幕を下ろすことになった。

2丁目3番地に通いだした80年代は楽しい時代だったね。
そんな話を2丁目3番地を知っている人達と話した。

下北沢には、駄菓子屋『となりのみよちゃん』が出来たり、『懐かし屋』さんが引っ越して来たり、『オムライス』(当時は『スチャラカ商会』)さん、となりのみよちゃんが出来たりして、「こんなのが金になるの!?」ってまともな大人がバカにするようなものが市民権を得るようになっていった。

サブカルチャーが表面化し、ヲタと呼ばれる人達が増えていった。

萌え系の走り的映画『プロジェクトA子』が上映されたり、様々な作品がビデオ化し、OVAも作られていった。

特撮では、河崎監督がみんなが望んでいたものを形にし『地球防衛少女イコちゃん』を作った。

メインカルチャーでは、ジャッキー・チェンが大活躍。

沈黙していたゴジラもファンの声に答えるかのように復活。

とにかく、今のようにネットで騒ぐとかでなく、みんなが行動し、その場に行くことでしっかりとしたムーヴメントを作った。

2丁目3番地に集まった人達も、そんな人達だった。

永遠に続くと思われるものも、いつか終わりを迎えてしまう。
悲しいが仕方がない。

スーフェスに飾られた2丁目3番地の看板などを見て、色々な事を考えてしまった。
そして、素敵なコーナーを作ってくれた関口さんの愛を感じる。

そんな所も、スーフェスが素敵なイベントだって感じる一面だ。