毎日寒いな~。

なので今日はウーにしてみた。

ウルトラマンに登場した怪獣。
コレクターになって長いが、ウーのグッズはさほど持っていない。
ゴジラは映画の主役だが、ウーは違うからね。

このウーのソフビは、M1号から発売されたマルブル風(マルサン&ブルマァク)のものだ。

M1号の良さは、ソフビの厚みである。

薄っぺらな怪獣ソフビが多い中で、M1号のソフビはそうならないよう気を付けている。
それもこれも怪獣界のカリスマ・西村裕次氏の厳しい原形チェックがあるからだろう。

リアル系の怪獣フィギュアにしろ、ディフォルメ系の怪獣ソフビにしろ、西村さんの原形チェックは日本一厳しいと思う。

それに答えられないメーカーの商品は、それなりの出来にしかならず、究極商品にはならない。

協力を頼めば、物凄い数の資料を貸してくれる。
ただ口うるさい、だけではないのだ。

造形する側もプライドがあるので、自分の個性を否定されてるように感じるのかもしれないが、求められているのは、その人の個性ではない。
リアル系なら、当時それを作った人の個性だし、マルブル系のディフォルメソフビなら当時の原形師さんの個性を継承しなくてはいけない。

だから、そこをどれだけ熟知できるかの問題になるのだ。

パッと見は良く出来ている怪獣フィギュアは沢山ある。
だけど、核心を理解してないグッズが大半なのだ。

M1号の商品、西村裕次氏監修の商品を俺が高く評価するのは、そういった部分がしっかりしているからだ。


ちなみに、メカ類だと、原口智生さんの仕上げが好きだ。
ガレージキット界のカリスマモデラーが仕上げた物は実に綺麗で素晴らしい。
それに比べると、原口さんの仕上げは雑である。

だけど、映画プロップを実際に作ってきた人ならではの味があるのだ。
ザックリだけど、味がある。
それこそプロップなのだ。

これらの微妙でミクロな世界を理解できる目を持たなければいけない。
それには、本物の世界を見ないといけないのだ。

最近、ヤフオクで当時モノの怪獣ソフビをリペイントした物や贋作が売られてるけど、それも見抜ける目を持たないとダメだ。

まあ、それには、お金を使って勉強する必要もあるけどね。

で、勉強したら、素直に自分の失敗を認める。
それが成長につながり、正しい目が持てる力になる。

妥協でなく究極を求めてこそ、偉大なるコレクターになれるのだ!