手踊り人形のジャイアントロボである。
このロボの手踊り人形には思い出がある。
世の中には、悪い人間がいる。
今から30年くらい前、ジャイアントロボ(右側)を持って、ある大学生が家に現れた。
「これを買ってよ」
当時俺は小学生か中学生だった。
口にマジックの落書きはあるが、当時この手踊りは凄く珍しかった。
だから、大学生に一万円を渡した。
今思うと、一万円だよ!
しかも、小学生か中学生が!!
大学生が小学生か中学生にそんな高額な物を売るか?
考えられないよね?
その大学生とは、未確認生物研究家の天野ミチヒロさんである。
この他に、怪獣図鑑なんかも天野さんから買った。
こうやって俺は、本物を知るようになって行く。
この時期、俺を可愛がってくれたのは、怪獣博士の竹内博さんだった。
だから、教育者達がすごかったんだな!
で、西村さんでしょ?
同人誌・ネオフェラスを作っていた人々にもお世話になっていた。
現在、仕事関係で、「やかんさんは、どれくらい怪獣詳しいですか?」とか「どれくらい怪獣が好きですか?」と聞かれた時、この事を言いたいのだが、わかる人は少数の怪獣ファンだけだろう。
エセファンじゃないのだよ。
それが伝わらないのが悔しい。
ちなみに、左のジャイアントロボは、天野さんから買ってしばらくして入手した物だ。
どちらも、大切なコレクションである。