素晴らしい本が発売された。
『別冊映画秘宝世界怪獣映画入門!
ハリーハウゼン、アッカーマン、ボブ・バーンズのしっかりとした記事が掲載されている。
この三人は、昔から一目置いていた人達で、憧れの存在だ。
その人達のことが、この一冊に凝縮されていることだけで、ありがたや、ありがたや、と拝んでしまう。
素晴らしい本をありがとう!
本と言えば、「はぁ?」って不愉快になることがあった。
最近多いのだが、
「やかんさんのお持ちの資料やプロップをお借りして、写真撮らせてもらって本に使わせていただけませんか?ノーギャラなんですが宜しくお願いします。連絡下さい」
色んな間違いがあるでしょ?
まず、この本の売りは何?
ライターさんの記事?
それとも写真?
どうやら資料やプロップの写真で目を引きたいらしい。
ではなぜメインになる場所にお金を出せないの?
これが不思議でならない。
これは俺だけでなく、他のコレクターに対しても同じ。
酷い場合など、資料やプロップを展示し、それを見せて入場料を取り集客するイベントでも同じような事を言われる事がある。
「今回は他にお金がかかるので、これしかお支払できません」もしくは「無償でお願いします」
はぁ?
高いギャラをよこせ、とか、ギャラが安い、とかそんな話じゃない。
何をメインにするかだろ?
「あ、そうですか、だったら今回は貸し出し無しということで」
と言うと、
「それは困ります。それらがないとイベントが成立しません。おわかりですか?」
メインにお金を出さなくて、何に使うんだ?まずメインありきで、残ったお金でどうするか考えるのが普通だよね?
本の場合もそう。
メインにするものに金は出さない。
さらに、連絡して下さいって何なんだ?
本当にお願いしたいなら、オフィス北野に連絡してマネージャーと話せよ。
資料などのコレクションを集めるのに、コレクターがどれだけの時間とお金を使ってるか理解してないんだね。
そういった失礼な人間とは仕事をしたくない。
俺のコレクターの師匠なんか、そんな相談ばかりされて困ってるからね。
人のフンドシで金儲けや仕事にしようとしてる人達、コレクターを馬鹿にしすぎだよ。
別冊映画秘宝世界怪獣映画入門! (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)