マルサン ブルマァク
犬の散歩コースに、怪獣特捜U-MAT(未確認生物を探す組織)酋長の天野さん宅がある。
天野さんは怪獣玩具好きで、僕の一番古い怪獣仲間だ。
怪獣玩具を集めだしてから30年、つまり天野さんとの付き合いも30年になるんだな!
30年前って言ったら、怪獣ソフビに骨董品としての値段が付き始めた頃だ。
あの頃、よく天野さん宅に行ったもんだ。
当時大学生だった天野さんの勉強机には、マルサンやブルマァクの怪獣ソフビがズラーッと並んでいた。
もちろん勉強するスペースなど無い。
沢山の当時モノソフビを持っていた天野さんだが、ネパールでボクサーになって生活費を稼ぎながらUMA探しをすると言い出し、全てのコレクションを売り飛ばしてしまった。(ネパール行きは中止になる)
現在天野さんは新しい怪獣玩具を中心に集めているが、数体だけ当時モノのマルサン怪獣ソフビを持っている。
やっぱりオリジナルはいいね~。
手に取ると離したくなくなる。
状態が悪くたってかまわない。それだけ愛された証拠なんだから。
当時モノって、匂いもいいんだよな。この匂いで当時モノか最近のモノかもわかるんだ。
当時モノの怪獣ソフビを集めるのは大変だが、天野さんのコレクションを見て気合いが入った。
年間1個でも2個でもいい、オリジナルを増やしていきたい。