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ギャンゴ アントラー 宇宙船


手踊りのギャンゴとアントラー(当時モノ)である。

手踊りは昔から好きで集めている。
コレクションをはじめた時、まわりにいた人は『怪獣玩具』の著者になった倉治さん、M1号オーナーの西村さん、貧乏大学生から立派なホームレスになった未確認生物研究家の天野さんだった。

倉治さんの怪獣ソフビは凄かった。西村さんは、怪獣ソフビ以外のモノが凄かった。
そんな人達とまともに勝負してたら勝ち目はないので、二人が集めてなかった手踊りを集めることにしたんだ。

手踊りは怪獣ソフビに比べたら値段も安い、軍資金の無い人間にはちょうどよかった。

当時、天野さんが手踊りを集めていたが、天野さんは何でもかんでも狂ったように集め、突然大量に売りさばき、また狂ったように買い漁るという変わった人なので、天野さんの手踊りを引き継ぐことに。

そうこうしてるうちに手踊りも数が増え、念願だった雑誌『宇宙船』に手踊りコレクションが掲載されたりした。(バリバリの素人時代)

小学生時代、『宇宙船』を読んで興奮したな。
自分が望んでる世界が、そこにあったんだから。

西村さんに「宇宙船に出たいですね、頑張りましょうよ」なんて言ってたもんね。
運よく『宇宙船』のドンだった安井さんに出会え、西村さんは『仮面ライダー立体資料集』で著者デビュー。
こういった本に、はじめて協力で名前が出たのも『仮面ライダー立体資料集』だった。

宇宙船』のスターでSFの帝王の聖さんにも会え、現在も仲良くしてもらっている。最初に聖さん宅にお邪魔した時は、SFの話をバーッとされて、まったくついていけなかった。俺の英語力で、アメリカ人と会話してるようなもん。自分の知識の無さを痛感したよ。

そんなこんながあり、それからは色んな本やDVD特典映像やイベントなんかに手踊りコレクションを貸し出すことが増えた。
それもこれも西村さんのおかげだ。

写真の手踊りは、手踊りの中では珍しいモノなのだが、前にテレビ番組で使った時、鑑定する人が「これは放送当時(ウルトラマン)ではなく、ウルトラセブンの頃に発売されたものだから」と言われ評価がえらく低かった。

セブン時期のモノだってことも知ってるし、手踊りの価値もわかっている。
そんな中から、ウルトラマン怪獣手踊りの珍しいモノを選んだのに…。
まぁ、仕方ないか。


宇宙船vol.127 (ホビージャパンMOOK)


仮面ライダー立体資料集 (宇宙船文庫)