国立劇場十一月公演のスチール撮りの時の動画がアップされていました^_^

11月歌舞伎】
坂東彌十郎のスチール写真撮影風景を特別公開!(動画)

 11月歌舞伎公演は『通し狂言 名高大岡越前裁(なもたかしおおおかさばき)』を上演します。
 将軍のご落胤を騙った一味が起こした実在の事件「天一坊事件」。その後、名奉行・大岡越前が優れた裁定で様々な難事件を解決する物語「大岡政談」の一つとして脚色されました。それを基に河竹黙阿弥が書き下ろしたのが『扇音々大岡政談(おうぎびょうしおおおかせいだん)』です。明治150年に当たる今年、11月歌舞伎公演は、明治8年(1875)に初演された本作の台本を新たに補綴し、『名高大岡越前裁(なもたかしおおおかさばき)』と題して、稀代の悪計を暴く大岡の苦心に重点を置いた場面構成で、通し狂言として上演します。

 本作で大岡を追い詰めるのが、天一坊一味最大の知恵者・山内伊賀亮(やまのうちいがのすけ)です。今回、坂東彌十郎が父・初代坂東好太郎も演じた伊賀亮を初役で勤めます。そのスチール写真の撮影の様子を特別に動画でご紹介します。

  ■スチール写真撮影風景


 伊賀亮は元関白家の家来で、朝廷や武家の礼式に精通しています。四幕目「奉行屋敷内広書院」では、大岡と伊賀亮が、貴人の使う網代駕籠(あじろかご)に天一坊が乗ることの是非を巡り、激しい議論を交わします。大岡の鋭い追及と伊賀亮の巧みな反論――緊迫感溢れるやりとりは“網代問答”(あじろもんどう)と呼ばれ、黙阿弥作品ならではの流麗な台詞で綴られます。
 白熱した問答の行方は、そして、大岡越前の運命は……!? 天下の〝大岡裁き〟にご期待ください。


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11月歌舞伎公演は、3日(土・祝)から26日(月)まで
午前11時開演

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