本当に来るのか北斗の拳の世界 |   ~狩人達の酒場~

  ~狩人達の酒場~

様々なことを書いてきましたが、当初の意図とは移りかわり、なんでもありの情報ブログ化してきました。まさに野次馬のごときブログです。いずれはいろんなハンター達の情報交換の場所をいずれは作りたいと思います。(ハンター×ハンター参照)

「ロシア政治経済ジャーナル」


というところからの引用です。


▼後半


▼ロシア経済のこれから


株価だけ見ると、ロシア経済は危機の震源地アメリカよりひどそうで
す。

実際はどうなのでしょうか?

プーチン首相は9月16日、


「世界経済のこれらの現象の中を、私たちは穏やかにとおりすぎて
いくことは疑いない」


と力強い発言をしました。

これは、国民をなだめるためのブラフなのでしょうか?

それとも真実なのでしょうか?

これは真実であるといわざるを得ません。

アメリカ経済について、「RPEの予想どおり」と書きました。

実はロシア経済についても、RPE年初の予想どおり推移していま
す。


2008年1月21日号【RPE】ロシア問題(2008年問題4)
から引用してみましょう。


【引用ここから▼】

<で、ロシアはどうなのか?

アメリカと中国の景気が悪くなれば、当然石油の需要が減ります。

石油の需要が減れば、原油価格は下がるでしょう。

(長期的には、世界経済の成長と石油の枯渇で上昇する方向だが・・)

そうなると、ロシア経済も減速せざるを得ない。

で、どの程度の影響がロシアにあるのか?

これは、危機の源アメリカ・中国に比べれば、限定的といえそうです。

なぜか?


1、ロシアは原油価格がある程度さがっても大丈夫

07年1年間で原油価格は60%上昇しました。


<NY原油、一時初の100ドル台…1年で6割値上がり

1月3日9時25分配信 読売新聞

【ニューヨーク=山本正実】年明け最初の取引となった2日のニューヨ
ーク商業取引所の原油先物相場で、国際的な指標となるテキサス産
軽質油(WTI)の2月渡し価格が一時、1バレル=100ドルちょうどを付
け、史上初めて100ドルの大台を超えた。
昨年1月の約60ドルから約6割値上がりした。>


要するに、原油価格バレル90~100ドルというのはロシアにとって棚ボ
タである。

これが60ドルまで下がっても「ボタ餅がなくなって普通になった」という
ことなのです。


2、ロシアと中東産油国は一体化している

レーガンさんは、サウジアラビアに増産させ、原油価格を意図的に下げ、
石油依存のソ連経済を崩壊に導きました。

今はどうか?

アメリカがイスラム国家アフガン・イラクを攻撃し、今はイランを敵視して
いることで、中東産油国は反米親中ロに揺れています。

つまり、中東産油国とロシアは組んで、原油価格が下がらない努力をし
ていくでしょう。

そのため、90年代末のように原油価格が10ドル以下になるといった事
態はおきそうにありません。

というわけで、米中が抱える爆弾により、ロシア経済は今年減速する
が、他国と比べ影響は少ないということです。>

【引用ここまで▲】


余談ですが、08年1月21日号はこうつづきます。


<ちなみに日本はどうか?

貿易立国日本は、米中への輸出でもっている。

両国の消費が減少すれば、モロに影響があるに決まっています。>



そう、ロシアを98年の金融危機当時と比較することは意味があり
ません。

当時ロシアは超借金大国で、欧米日と国際金融機関からの資金、
さらに国債でまわっていたのです。

今のロシアはどうか?


・借金大国から債権国に転じている

・00年以降毎年財政黒字の国

・外貨準備は中国・日本について世界3位

・原油価格下落に備えた安定化基金がある

・原油埋蔵量は世界の総埋蔵量の14%、天然ガスは27%でダント
ツ世界1である。

・恒常的経常黒字の国、しかも原油価格高騰で黒字は膨らむば
かり


石油価格について書きましたが、9月17日付の「ヴェドモスチ」紙
に面白い数字が出ていました。

「原油がどこまで下がれば、ロシアは財政赤字に転じるのか?」

そう、上記のようにロシアは(超借金大国日本とは違い)00年以
降一貫して超財政黒字の国なのです。

でも、石油が下がって税収が減れば、赤字になることもあります
よね~。

どこまで下がれば、財政赤字になるのか???


08年=バレル45~47ドル(!)まで下がれば赤字になる。


これはメリルリンチのユリヤ・ツェプリャエバさんの予測。

いくらなんでもなさそうです。

09年=原油の平均価格が60ドルを割れば財政赤字になる。

財務省のクドリンさんはバレル70ドルを割れば財政赤字になる
としています。(09年)

これはひょっとしたらあるかもしれません。

それでも、安定化基金もあり、世界3位の外貨準備(約60兆円)
もある。

確かにロシアは、世界経済減速の影響を受けるでしょうが、震源
地アメリカや、欧州・中国・日本等に比べれば、まだマシなのです。


それにしてもプーチンさん。

今回の危機に周到に備えてきた感じがしますね。

なぜなのでしょうか?


読者の皆さんならおわかりでしょう。

今アメリカで起こっている危機は、多極世界を目指すロシアが誘発
した側面がある。

具体的には、石油をルーブルで売ったり、「ルーブルを世界通貨に
する」と宣言したりして、ドル体制を意図的に崩壊させてきた。

当然これらの行動をとる前に、その結果のことも考えたことでしょう。


つまり、「ドル体制をぶち壊しアメリカ経済を崩壊させても、共倒れ
にならないためにはどうすればいいか?」というシミレーションがで
きているということ。


え?

「なんのこっちゃよくわからない?」

そんな方はこちらをご一読ください。

「中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日-一極主義vs多極主義」
(詳細は→ http://tinyurl.com/yro8r7  )

アメリカで今起こっている危機について。

住宅バブル崩壊・サブプライム問題勃発よりも、もっと根源的な理
由が理解できますよ。(おわり)

●PS 「世界的危機が起こっているのに、
日本はどうすればいいんだあ~~~!?!?」

そんな悩みをもっておられる方は、いますぐ下の情報をゲットして
ください。

行くべき道がすっきりはっきりわかります。


================================================================

★「僕が生まれたのは、中華人民共和国


小日本省です・・・」
~~~~~~~~~~


アメリカの衰退により、放り出される
天領日本。
~~~~
戦後60年以上「自分で決定したことがない」
依存政治家は、

次の依存先を探し始めた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

日本には二つの道があります。

1、中国幕府の天領(小日本省)になるのか?

2、真の自立国家になるのか?


05年1月発売「ボロボロになった覇権国家」でアメリカの
現在の危機を予測。

07年9月発売「中国ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日」で
「米ロ新冷戦」勃発を予測した

RPE北野幸伯 待望の新刊

『隷属国家日本の岐路~今度は中国の天領になるのか?』
(ダイヤモンド社)

詳細はいますぐ↓
( http://tinyurl.com/6zcszc   )



【RPE】世界金融危機とロシア株大暴落DO

http://www.mag2.com/m/0000012950.htm