あ、それ違うと思うリターンズ

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色々と思ったこととか

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さて、私はパイプをやります。

 

先日、某所にてパイプ煙草を楽しみつつお酒を飲んでいたところ、隣の隣に座っていらした方に私の喫っていたパイプ煙草の銘柄を訊かれるということがありました。

その方もパイプをやられるようで、私が煙を上げているの見て、一体そいつは何だ、と訊きたくなったということでした。

この時に喫っていたパイプ煙草は私が常喫しているもので、三種類の銘柄を自前でミックスしたものでした。

この三種類、以前は単体で喫っておりました。単体でもそれなりに美味しいは美味しいのですが、どうも何か物足りない、というか飽きる。

当時は色々と手を出して数種類の銘柄を喫っておりましたが、そろそろここらで落ち着いて常喫銘柄を決めて死ぬまでそれを喫っていこうかなと思っていた頃でした。

そんなわけで、絞り込み作業に掛かったのですが、どうにも上手く絞り込めない。

いくつかに絞り込んだは良いが、それぞれに良い所があるわけで。

ということで、自分がパイプ煙草に求める個性を持っている三銘柄をミックスしてみることにした。

そして、微妙な”勝手な思い込み”という名のミックス&テイスティングの結果、誕生したのが現在常喫しているマイ・ミクスチュアなわけです。

まぁ、これについては喫ってさえいれば、自分好みのテイストを必ず味わうことが出来るので、文句も無く、飽きることも、まぁ無い。

 

というようなことを、隣の隣に座っていた方(この時点では隣の席に移動して来られてましたが)と話をしたのですが、話によるとその方はこれまで随分と色々な銘柄を喫ってきたとのこと、その遍歴から私が喫っていたものが何か考えたらしいのですが、ご自分のデータベースに無い香りだったようで、つい質問をしてしまったとか。

 

まぁ、それほど珍しい銘柄をミックスしているわけでもなく、それほど深く考えて分量を決めたわけでもなく、これまで膨大な数の銘柄をテイスティングしたわけでもなく、パイプそのものについても、蒐集家ということもなく、お気に入りを数本持っているだけで満足しているという私のミックスが如何ほどのものでも無いというのは自分で良く判っているので、私からすれば ”プロ”みたいな方から、それについて色々と訊かれると物凄く答え様も無い。

私は極々狭い範囲でパイプ、葉巻、ウィスキーを嗜み、趣味のフライ・フィッシングに至っては、全く釣行の時間が取れないため、趣味はフライ・フィッシングです。というより、趣味はフライ・タイイングです。と言った方が良い様な状態の人間なので、たまにこういう”プロな人”と話す機会があると圧倒的に困る、困る、困る。

 

と言ったわけで、その方とはひとしきりお話はしましたが、特に連絡先の交換などもせず、「またいつかここで会えるでしょう、きっと」という別れ方をしました。

でも、実は私はこういう関係の方が好きです。


どうもウイスキーがお好きなのです。


と言っても、好きなのは角ではなくて。

常飲しているのはジェイムソン。

アイリッシュ・ウイスキーで一番メジャーな銘柄のジェイムソン。

なぜ、ジェイムソンなのかと言うと、単純に飲みやすい、と言うのが一番ではある。

それともう一つ。個人的な、というか、勝手な思いのようなものがある。


現在、アイリッシュ・ウイスキーは四つの蒸留所で造られている。

これはスコッチ・ウイスキーに比べると圧倒的に少ない。

一つのモノを造る産業としては、非常に心細い状況であると思われる、と勝手に思っている。

こちらとしては気に入って常飲しているので、入手が困難になったりすると絶望はしないけれども、そこはやはり何となく寂しい思いをするであろうと思う。


という理由でジェイムソンを飲んでいる。簡単に言うと「勝手に応援している」気分であると。

とは言っても、その実、ジェイムソンは現在、年間数百万ケースを販売する銘柄であり、それなりに社業順調なようであり、私如きの一杯、一本が何の大勢に影響を及ぼそうか、と言うことは重々承知はしているし、何と言っても、先に触れたようにアイリッシュ・ウイスキーでは一番メジャーな銘柄であるので、極東で私が心配しなくて良いのも承知の上。

しかしそこは、どんな人気商品もユーザーの勝手な思いと勝手な応援の上に成り立っていると思えば、私も少しはジェイムソンの役に立っているのかとは思う。

何せ、当のジェイムソンは毎日私の役に立ってくれているので、それを思えば私の細やか応援などいくらでもという気分である。


そんなことを勝手に思いながら、横のチェストを見やると、お気に入りのピーターソンのパイプが置いてある。そう言えば、こいつもアイルランド生まれだったなと思い、とりあえず葉を詰めて応援をすることにした。