「ウルトラ怪獣アートワークスは第二期ウルトラ以降のデザイン画が大量に掲載された素晴らしい本だがデザイナー名の表記が無いのは不便だ」
と切実に感じたので、僕が調べられる範囲で怪獣や宇宙人のデザイナーをまとめてみようというシリーズの4回目です。
資料で明記されていることが確認できた怪獣+デザイン画の署名で判別可能な怪獣と、wikipediaに記載されているものの出典が確認できなかった怪獣は分けました。
資料と言っても本人の証言が取れているものもあれば、デザイン画に記された情報からの推測も含まれています。また資料によって情報が異なる可能性もあるのでこれが全て正しいとは限りません。
前3作の記事はこちら↓
ウルトラ怪獣アートワークスにデザイナー名が記載されていないのでまとめてみた【帰マン編】
ウルトラ怪獣アートワークスにデザイナー名が記載されていないのでまとめてみた【エース編】
ウルトラ怪獣アートワークスにデザイナー名が記載されていないのでまとめてみた【タロウ編】
相変わらず更新ペース激遅でごめんなさい。。。
ウルトラマンレオ
(1974-1975年)
大澤(沢)哲三(おおさわ てつぞう)
カネドラス(5)、ギロ星獣(小)(9)、フリップ星人(大)(15)、ドギュー(20)、サタンビートル(25)
MACステーション、マッキー1号
【出展未確認】
マグマ星人&レッドギラス&ブラックギラス(1,2)、ツルク星人(大)(3,4)、ケンドロス(7)、ベキラ(8)、ロン(10)、ケットル星人(11)、バンゴ(12)、バイブ星人(大)(13)、アンタレス(14)、アトラー星人(16)、ボーズ星人(19)、ガロン&リットル(22)、ガメロット(24)、サタンビートル(25)、キングパラダイ(28)、星人ブニョ(50)、アストラ、ウルトラマンキング
木目(きめ)憲悟
ノースサタン星人(大)(21)、レンボラー(23)
菅野(かんの)幸光
フリップ星人(小)(15)、ウルフ星人(小)(17)、ノースサタン星人(小)(21)
鈴木儀雄(すずき よしお)
ウルトラマンレオ、MACロゴ、男性隊員服、女性隊員服、ヘルメット、マックガン、マッキー2号、マッキー3号、マックロディ、マックシャーク、マックモール
作者不明
カーリー星人(6)、ギロ星獣(大)(9)、ウルフ星人(大)(17)、バットン(18)、プレッシャー(26)、オニオン(27)、パラダイ星人(28)、ウリンガ(29)、ローラン(30)、バーミン星人(31)、キララ(32)、アクマニヤ星人(33)、アシュラン(34)、タイショー(35)、アトランタ星人(36)、スペクター&マザラス星人(37)、ババルウ星人(39)、シルバーブルーメ(40)、ブラックドーム(41)、アブソーバ(42)、デモス(43)、ブラックガロン(44)、ブリザード(45)、ハングラー(46)、ブラックテリナ(47)、サタンモア(48)、ノーバ(49)、ブラックエンド(51)
作者不明について―
怪獣デザインから鈴木儀雄氏や高橋昭彦(井口昭彦)氏が抜けた影響もあってか、レオは不明怪獣が多いですね。
巨大形態は大澤氏や木目氏、人間大は菅野氏の担当が基本的な体制だったようです(例外もあり)。不明怪獣たちもこの御三方が担当している可能性は高いと思われますが、勿論、ここに名前が載っていない方の可能性も考えられます。
アートワークスに掲載されたウリンガのデザイン画には「上田」という署名が確認できます。デザイナーさんの名前かも知れません?
【参考資料】
ウルトラ怪獣アートワークス1971-1980(出版ワークス)
大人のウルトラマン大図鑑 第二期ウルトラマンシリーズ編(マガジンハウス)
語れ!ウルトラマン 兄弟激闘編(KKベストセラーズ)
ウルトラマンレオDVDvol.7特典映像・デザイン画解説
wikipedia