帰ってきたウルトラマン好きなシーンベスト10① | 赤いてるてる坊主

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ウルトラマンと円盤生物を愛するブニョグ

 

1971年4月2日、帰ってきたウルトラマンの第1話が放映されました。本日2016年4月2日は第1話放映から45周年の日です。

ウルトラマン80第1話放映から36周年でもありますが、節目の年ではないので80の話はまたの機会に。

 

僕はリアルタイム世代ではありませんが、帰マンは子供の頃から特に大好きな作品で、思い出深いウルトラマンの一人です。今日という日を黙って過ごすわけにはいきせん。いい機会なので好きなシーンベスト10を挙げてみました。ベスト10と言いながら話数順に並べただけですがダラダラ語っていきますよ。(順位も付けようとしたけどできなかったの!)

 

 

 

郷の死を弔う坂田兄妹

第1話:怪獣総進撃

脚本/上原正三 監督/本多猪四郎 特殊技術/高野宏一

 

流星号を燃やし、死んだ郷秀樹への送り火とするシーン。

坂田健=岸田森氏の「郷、俺がお前にしてやれるのはこんなことくらいだ。あんまり飛ばすんじゃねぇぞ」の演技が胸を打つ。

 

郷はウルトラマンと合体し復活するが、その前に主人公の死をきちんと描くのは珍しい。初代マンやセブンには無かった「防衛隊以外のレギュラーキャラ」を設定した効果が早速発揮された。SFやファンタジーの世界だった第一期ウルトラとは違い、現実の世界に近付いた世界を描こうとした脚本の上原氏の狙いが明確に表れた。

 

 

 

マットアロー2号のプラモデルを塗装する郷

第9話:怪獣島SOS

脚本/伊上勝 監督/本多猪四郎 特殊技術/高野宏一

仮眠室?でフォークソングを流しながら上はセーター下は隊員服の姿でプラモ(次郎への誕生日プレゼント)を塗装する郷は完全に休息の時間。南も酒を嗜んでいることから勤務は終わった様子。加藤隊長が仕事の話をしに入ってくるタバコをふかしながらである。

本多監督流ちょっとした大人のオフの時間を魅せる演出は他エピソードには無い味わい。

 

昔レンタルビデオでこれを観て戦闘機の玩具が欲しくて堪らなくなり、当時放送中だったウルトラマンティガのガッツウィング1号を親に買ってもらった。当時お小遣いも少なかったし親に玩具を買ってもらうことも少なかったので結構大きな出来事だった。そんな思い出も込みで好きなシーン。

 

 

 

次郎の願いに静かに頷く郷

第19話:宇宙から来た透明大怪獣

脚本上原正三 監督/鍛冶昇 特殊技術/佐川和夫

MATは忍者怪獣サータンに敗北。重症の次郎の前で弱音を吐いてしまった郷は坂田に叱咤される。

立ち直った郷は「怪獣をやっつけてくれよ」という次郎の願いに静かに力強く頷き出動する。

意識が殆どないはずの次郎が願いを託すのも熱いし、郷が頷いた瞬間に流れる「MATのテーマ(M3)」(ワンダバ)が痺れるほどかっこいい!

 

 

 

放電作戦が失敗し暴れるマグネドン

第20話:怪獣は宇宙の流れ星

脚本/石堂淑朗 監督/筧正典 特殊技術/高野宏一

好きなシーンというか好きなカットだが、ダムや渓谷のセットの威圧感、マグネドンの重量感、退避する隊員たち(+実景)の合成が綺麗に嵌まった迫力のカット。これは静止画ではなく動画で観て頂きたい。

 

ステゴサウルスを思わせるデザイン造形のマグネドンは猛獣のような鳴き声もマッチした生物感溢れる怪獣。ウルトラ四つ足怪獣の傑作の一体だと思う。

 

 

 

ウルトラマン対ビーコン

第21話:怪獣チャンネル

脚本/市川森一 監督/筧正典 特殊技術/高野宏一

帰ってきたウルトラマンと言えば夕焼けの戦い。どれも美しいが個人的にはビーコン戦が白眉。戦闘時間の経過と共に夕焼けがより濃くなる。ビーコンを倒し、沈みゆく夕陽に立つウルトラマンの姿が美しい。

 

それにしてもビーコンはかわいい外見に似合わず強敵だった。電波を吸収し独自の電波をビーコンは目で見たものをTVに映してしまうという能力も飛び抜けて面白い。こういう怪獣は大好き。

 

 

 

案の定長くなってきたので次の記事へ続きます。