先週、念願の大型バイクである、

 

ROYAL ENFIELD CONTINTAL GT650が納車されたことを、ご報告しました。

 

その時はサラッと、バイクの紹介をしましたが、

 

日本ではまだ多く走っていないバイクなので、少しだけ詳しくご紹介しようと思います。

 

ROYAL ENFIELDというメーカーは(以後カタカナ表記にします)

 

1902年に英国でモーターサイクルの製造販売を開始した、

 

現存するモーターサイクルメーカーとしては最古となります。

 

1955年のインド・パキスタン戦争の時、

 

インド軍に軍用バイクを800台納品後、インドで使用するバイクは、

 

現地インド生産へと移行し、やがて紆余曲折があり、

 

現在はインド資本の傘下で活動するモーターサイクルメーカーとなってます。

 

本社や主力工場はインドにあり、メイド・イン・インドとなります。

 

テクニカルセンターは英国とインドにあり、

 

バイクの開発は英国とインドで行なってます。

 

なので往年のロイヤルエンフィールドの伝統を受け継いでいるという訳です。

 

では、車両を見ていきましょう。

 

 

 

 

 

これがロイヤルエンフィールド コンチネンタルGT650です。

 

そのスタイルは、まさにカフェレーサー。

 

60年代、英国車全盛の頃の面影を色濃く今に伝えるバイク。

 

しかし、最新鋭の現代のバイクなんです。

 

 

 

 

 

エンジンは、今では貴重な空冷エンジンです。

 

650ccの並列2気筒で、270°クランクです。

 

2つのピストンが追いかけながら爆発するので、パルシングな鼓動感が楽しめます。

 

それでいて、振動は少なめ。

 

出力は47.5馬力と、やや低めですが公道で使用するに十分すぎるパワーです。

 

でもトルクが豊かなので、交通の流れをリードするもの軽々とこなすし、

 

その気になれば、スポーツ走行もこなせます。

 

日本に最も合った大型バイクなんじゃないかと、初心者の僕は思っちゃいます。

 

ちなみに空冷で最新の排ガス規制、ユーロ5に適合してます。

 

そこもすごい。

 

空冷エンジンなので、余計なホース類がないから美しい。

 

ポリッシュされたクランクケースのデザインもノスタルジックで、

 

グッとくるものがあります。

 

 

 

 

 

エキゾーストパイプフランジも、空冷らしい形状の物が使用されてます。

 

 

 

 

 

油冷も併用しているので、小降りなオイルクーラーも標準装備してます。

 

 

 

 

 

カフェレーサーといえば、このロングタンクでしょう。

 

タンク後方の抉られたデザインも、当時のスピリッツを感じます。

 

そこにシンプルなロゴ。

 

良いですなぁ。

 

 

 

 

 

タンク上面には、レーシングストライプがあしらわれてます。

 

ここも当時のロッカーズ魂を感じさせるポイント。

 

上から見ると、スリムなタンク形状がよく分かります。

 

ちなみにタンク容量は12.5リットル。

 

多くは無いけど、十分な容量でしょう。

 

 

 

 

 

タンクキャップも60年代風の、エノットタイプ。

 

ここも萌えポイントなのです。

 

 

 

 

 

計器類は、最近では珍しくなった物理メーターです。

 

アナログ式の2眼なのでシンプル。

 

でもこれがいいんですよねぇ。

 

特におじさ世代には、落ち着きさえ覚えます。

 

 

 

 

 

トップブリッジに配された、さりげないロゴ。

 

こういうところも所有感を満たしてくれます。

 

 

 

 

 

当然、ヘッドライトも丸型です。

 

雰囲気を損なわないように、ハロゲン式です。

 

今度、もう少し明るいハイワッテージバルブに替えようかと思ってます。

 

 

 

 

 

ホイールはスポークタイプ。

 

タイヤはチューブタイヤとなります。

 

これも少数派となりましたが、未だに人気がありますよね。

 

ヤマハSR400やカワサキW800なんかも、スポークホイールです。

 

いいですよねぇ、スポーク。

 

 

 

 

 

コンチネンタルGT650はディスクブレーキですが、

 

ハブのデザインが、ドラムブレーキ風なのもレトロでいい感じ。

 

 

 

 

 

ブレーキはシングルディスクの2ポッド。

 

バイブレ製が奢られてます。

 

バイブレは、ブレンボの普及版でバイ・ブレンボです。

 

当然ながらABS付きです。

 

恐ろしいほど、ガツンと効くわけではありませんが、

 

十分以上の制動力があるのし、特性もリニアなのでコントロールしやすいブレーキです。

 

ブレーキ鳴きが多いのは外車ならではかな。

 

いずれはバッドを交換してみようと思います。

 

 

 

 

 

ステップにもさりげなくロゴマーク。

 

いいですねぇ。

 

ゴムが貼り付けられているので、不快な振動をカットしてくれてます。

 

 

 

 

 

テールライトは、クラシックなルーカルタイプ。

 

ウインカーも角形ながらレトロ感のあるデザイン。

 

この辺も、60年代を彷彿とさせます。

 

 

 

 

 

マフラーは左右2本出し。

 

この辺も往年のスピリッツを感じます。

 

でもいずれは集合管に替えるのも、カスタム感が出ていいかも。

 

楽しみが増えます。

 

 

 

 

 

最初に書きましたが、英国車全盛の60年代を今に伝えるカフェレーサーカスタムが

 

この、コンチネンタルGT650です。

 

今、日本のバイクはネオ・クラシックブームですが、

 

現代のバイクなので、どちらかと言えばネオに重きを置いてます。

 

そんな中コンチネンタルGT650は、クラシックに重きを置き、

 

それでいて、現代の交通事情に対応している貴重なバイクを言えるかもしれません。

 

SR辺りを買って、こんな風にカスタムするとかなりの金額になりますが、

 

カタログモデルとして、このスタイルが手に入るんです。

 

もう心の琴線に触れまくりました。

 

しかもフレームもあのハリスフレーム。

 

そんな部分も購入の決め手になりました。

 

インド製ということで、気にする人や心配する人もいるかと思います。

 

いやいや、きちんと品質管理された物ならばインド製でも安心ですよ。

 

メーカー保証も3年付いてます。

(正規ディーラー購入の場合)

 

細部を見ると、今の日本のモノづくりに不安を感じます。

 

このままだと近い将来、中国どころかインドにすら追い越されます。

 

それくらい、このロイヤルエンフィールドは安くてしっかりしたバイクです。

 

まずは乗りこなせるようにして、メーカー補償が効く間にトラブル出しをして、

 

自分の好みのカスタムも施して、仕上げていこうと思います。