大つごもり | やじのブログ

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残された人生を精一杯生きる。
残り3ヶ月と宣告されてもう8年。

今日はおおつごもり。
高校時代に古典好きだった自分はいつもこの日には高校時代に読んだ、
井原西鶴の「世間胸算用」を思い出します。

「大晦日(おおつごもり)は一日千金」という副題が付けられていますね。

 

その巻四の二「奈良の庭竈 」では奈良が舞台となります。
堺から奈良にタコを売りに行く「タコ売りの八助」という男がいた。強欲な男で、タコの足を一本切って、これは別に売り、不正な利益を得ていた。ばれないので、今度は足を二本切ってみたところ手貝の町の中ある家に呼び込まれ、蛸二杯売って出ようとした時、
坊主頭の隠居親仁がじろりと見て、碁を打つのを
やめて出てきて「何だか裾の方が物足りない蛸だな」
「これはどこの海で獲れた蛸だ。足の六本ずつある蛸は、
神代以来何の書にも見えないものだ。」
とばれます。
すると八助は「あなたのような大晦日に碁を打っている所では売らぬ」
と、捨て台詞を言って帰って行った。、

 

昨日に引き続き、今日も水回りの掃除ということで、
朝、浴室の掃除をしてその後シャワーを浴びてまた掃除。

その後台所も掃除。
換気扇、コンロ回りと普段ついさぼりがちな部分を中心に。
本当は油汚れは夏に掃除をするのがいいらしいですね。

 

あっと言う間に昼です。

 

昆布と鰹節で出汁を引き、薄口しょうゆと味醂で味付けたかけつゆに、
うどんと茹で卵を乗せて青ネギをちらして簡単にいただきました。

 

 

さて、そろそろメインの部屋の片づけを、と思っていたところインターホンが「ピンポーン」。
出てみると、何やら発泡スチロールの荷物。

 

早速開けてみると「おせち重」でした。

 

 

 

 

 

毎年おせち料理は自分で作るのですが、
今年の年末はやることが多くて初めてネット通販で買いました。
清水の舞台から降りたつもりで大奮発。
京都祇園の「岩元」監修のおせち、三段重四十七品です。

 

ついていたお箸が4膳あったので四人分なのでしょうが一人で頂きます。
元日で食べてしまいそう。

 

冷蔵庫が満杯なので、ベランダにもとの発泡スチロールの箱に入れて保存します。

 

さて、部屋はなかなか片付かず、
結局足の踏み場はできたものの、テーブルの上は物でいっぱい。

 

そろそろ今年も終わりかな、
紅白歌合戦を観ること無くテレ東の「年忘れにっぽんの歌」「孤独のグルメ」を観て、
その後。「Eテレ『2355』『0655』年越しをご一緒にスペシャル」を観ながら
年越しそばを作って食べながら窓の外から聞こえてくる東大寺や興福寺の
除夜の鐘の音を聞きながら2022年寅年が終わってゆきました。