こんにちは。
とっくに過ぎてしまいましたが、父の日でしたね。
私にとっては初めての父がいない父の日です。

今回、月命日が近いこともあって父のことを振り返ってみました。
もう5ヶ月も経つんだな…時間はあっという間に過ぎますね。


赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇


父は根っからの仕事人間。
私には毎日朝早くから夜まで仕事をして帰ってくることが生活の全てであるように見えた。
そして、仕事に出かけた先で人生の幕を下ろした。


お酒を飲んで帰ってくることも多く、帰宅後の自分の一息つく時間に子供が騒いでいることが許せない人。
子供に愛情はないわけではないが、子供最優先ではない人。
暴言、恫喝も日常茶飯事だった(直接殴られたことはないけれど…)


そんな父も定年後は時間にも気持ちにも余裕ができたのか、孫(私の子供達)には「怒ると怖いけど いつも優しいじいちゃん」になった。

今思い返せば、私が成人したころから少しずつ私に対する父の態度が変わってきていた。
一人の大人として扱ってくれている、尊重されているという感じ。
元夫と結婚する時も何も意見を言わず、私が離婚して子連れで戻るという話をした時にも、何も問いたださずにただ「わかった。」とだけ言って受け入れてくれた父。


その愛情を私がちゃんと受け取れなかったのが心残りだった。
父の死後、ただただ涙が溢れて止まらなかった。後悔も後から山ほど湧いてきた。
そして、ずっと受け取れなかったはずの父の愛情を「あると知っていた」と感じた。

私が(私のエゴが)頑なに愛情を受け取るまいと拒絶し続けてきただけだった。

しかも、父は私のことを全部理解した上で淡々と自分にできることだけをし続けたのだ、と理解した。
葬儀の準備の最中父が私に「急な話で悪いな、後は頼むわ」と言ってきた気がした。
私この時は父という支えを失ったと感じていたたが、本当は今も支え続けてもらっている。


幼いころの私も父を愛していたから、言うとおりにしたいと思ったのだ。
居なくならないと気付けない自分の未熟さにも呆れつつ…でもこれが私か。