奈留島の江上集落 ~江上天主堂~ | 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産等の訪問記録

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奈留島の江上集落 にある 江上天主堂 を

五島列島キリシタン物語~久賀島・奈留島編 ツアーにて訪問

本ツアーにおける最後の観光ポイントであります

 

旧五輪教会堂の目の前にある五輪港から海上タクシーで奈留港に移動し

最寄りの民宿で美味しい昼食を頂きます

その後タクシーで三兄弟工房に移動して木工品づくり体験を実施します

本ツアーにおいては、この木工品づくり体験は絶妙の設定ですね

これに関しては、また別のエントリーで紹介したく思います

木工品づくり体験を終え、タクシーで江上天主堂へ向かいます

 

ちなみに奈留港と江上天主堂の位置関係は下図のとおりです

真ん中右あたりの奈留ターミナルあたりが広く港になっています

このようにぼちぼち離れており、タクシーでの移動が非常にありがたいです

距離にして約8キロあり、車で約20分程度あります

 

長いトンネルを抜けると廃校となった江上小学校が見えます

江上小学校の校地の脇にタブの木に囲まれた江上天主堂が佇みます

廃校となった江上小学校のグラウンドにタクシーが止まりました

昔はここで運動会が開催されたのでしょうか

 

観光ガイド等で事前にこの風景を見ていましたが、予想以上のワクワク感です

本当に森のなかに白い今まで見たことのないタイプの教会が佇んでいます!

 

木々の間から見え隠れする江上天主堂

 

 

ハート型の枝^^

 

木造教会の最高傑作ですね

デザインといい色使いといい秀逸であります

白と水色のこのデザインはなんとも愛らしいです

 

 

 

江上天主堂案内掲示板

 

江上地区には、1881年に外海から四家族が移住し、洗礼を受けたと言われている。

明治39年に現在地に教会を建設していたが、大正6年3月再建に着手し、翌7年の

3月、50坪の教会が完成した。

この江上天主堂は、教会建築の父・鉄川与助氏が手がけたもので、木造ロマネスク様式の

天主堂として最も完成度が高いと言われている。

左右対称のシンプルな外観と純白に彩られた板張りの外壁がこの教会の特徴である。

また、内部はアーチ型の美しい天井、木目塗りの珍しい装飾が美しく、価値の高い

建築様式であり、平成14年に県の文化財に指定され、平成20年には国の重要文化財に

指定されている。とあります。

 

正面入口

 

江上天主堂側面

 

 

 

特徴的なスタイルとして 高床式 となっています

 

 

 

 

この辺りは海に面していることや森のなかにあることで、非常に湿気が

多いことから高床式が採用されたと伺いました

 

可愛い水色のドアです

 

本ツアーの トリ である江上天主堂見学をもって

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産である全12遺産をコンプリートしました!