4日目 1月2日(月)

 

しぐれの様子が気になっていたので

あげている片足を昨晩からマメに見ていた

体重は34g

 

普段は34~36gなのが

最近は32~34gになっている。

放鳥した時も片足はあげるが飛び回っていた。

 

この日の昼過ぎ、はじめてしぐれの足にけがのような跡を発見する。

 

 

小さい範囲だけど皮がめくれていて

その部分の皮膚はうっすらピンクに

 

0.1㎜ほどの小さな丸いピンクのあと。

 

この時点でもまだどこかでひっかけたのかな?

と思っていた。

 

その後仕事で出かけ、帰ったのは日付がまわったころ。

 

しぐれの様子を観察していた、、、

 

異変に気付く。

 

ご飯を食べる時でさえ片足を挙げている

 

小屋の中でよたよたと傾きながら歩く

 

そして、、、躓いたように前に転がった。

 

 


びっくりして、咄嗟にしぐれをつかんだ状態で

足を見ると

 

昼過ぎにはピンクの破けたような部分が

ほかの場所にもたくさんできていた。


とても痛々しかった。


付け根のほうまで伸ばして毛をかき分けると、普段がわからないけれど赤みがあるようで

ただれている

 

びっくりした。

一瞬にしてパニックになり


ネットでいろいろと調べ、はじめてあの時お湯に落ちたのが原因だと確信した。


 

もしかしたらこのまま歩けなくなってしまうんじゃないか、足が壊死して無くなってしまうんじゃないか、死んでしまうんじゃないか。

ネットでも火傷して亡くなってしまった小鳥の情報があった。


ありとあらゆる可能性を調べて、不安になり、片足をあげて小屋で休むしぐれを前に泣いてしまった

最悪のケースばかりが頭をよぎってしまう

 

すぐにネットで小鳥を見てくれる獣医を探した。

正月でも営業していて、尚且つ小鳥も見れる獣医さんは少なく、また行っても見てもらえるかわからない中必死に探した。

 

何度も小屋をのぞいてはへばりつくようにながめた

ちょっとの時間でも目を離したら、次見る時に死んでしまっているかもと想像してしまって目を離すのが怖かった


 

「しぐれちゃん、ごめんね」

 

謝っても泣いても仕方ないのにそれしかできなかった。

しっかりしろよ、自分

って思うのに、この数日を思い返してはごめんねと泣くことしかできなかった。

 

 

 

1月3日(火)

 

寝れずに朝を迎え、早朝にしぐれを連れて家を出た


湯たんぽをカバンに入れて、できるだけの保温をして、心細さいっぱいで出かけた。

 

とにかく診てもらえるところへ、一刻でも早く。

 

無理だったらそのまま他をあたろう

 

なによりしぐれが今どういった状況なのか、何もわからない私にとっては一刻を争うような

そんな時間だった。