私は病気が見つかる前まで、精神的にちょっと無理して仕事をしてきました。

無理をしなくては、できない状況でした。

そして病気がわかった途端、長期療養休暇をいただきました。いつ復帰するとも断言できないまま・・・・・

その時、私のわがままを受け入れてくださった上司には本当に感謝しています。


仕事は、「葬儀司会」をしていました。

そうです。ホールなどで葬儀の案内をしたり、進行する仕事です。

病気が病気だったから、私の主人やまわりは大反対!!

私も仕事のストレスを強く感じていたので、のんびりしたくなっちゃいました。

ようやくひと段落・・と思った矢先、突然に入ってくる仕事・・・

携帯電話をいつも気にして気の休まることがなかった。

仕事を辞めたら、たちまちストレスフリーになって、治療が前向きな心で受けることができるように

なりました。

でもこれは、私のパターンであり、仕事が生きがいの方もいますものね。


何人もの方をお見送りしましたが、それぞれの生き方を学ばせていただきました。

家族との絆の大切さも学ばせていただいた。


その仕事を半年前から再開しました。

前のようにギチギチにスケジュールを組まず、週一のペースで仕事をいただいています。

友人は「なんでまた始めちゃったの!?」と言う人もいたのですが、病気をしてから、

「生き方」は「人生の閉じ方」にも通じるものがあるんじゃないかなあって思って。

お見送りをさせていただく中で、自分を見つめる機会にもなる、と思ったわけです。

それに治療代も少しは私もがんばらないと!

まあ、仕事が仕事ですからいろいろとありますが、ぼちぼちと私のペースでやっていきたいと思っています。


で、今日の仕事で喪主挨拶をされた方がおっしゃった中にあったのが

「ひとりは万人のために、万人はひとりのために」という言葉でした。(本当はこちらをおっしゃっていたのでした)

けっこう勉強にもなる場なんですよp(^-^)q