うまく書けない。そんな理由で本書を手にした。
『文豪たちも「書けない」と苦しんだ。才能をもつ彼らでさえ、日々努力をかさねたのだ。』 「三行で撃つ」より
この一節を読みじぶんの文章にたいする考えが甘いことにきづいた。ライティング本を2、3冊読んだ程度でライター気分になっていたのだ。その勘違いが原因で「なぜ書けない?なぜ読まれない?」と自己嫌悪におちいった。
本書を読みすすめ著者の文章にたいする謙虚さ、日々の語彙力磨き、読み手への配慮を感じた。
ここまでやって書けるのだ。
じぶんが書けない読まれないのは当然の結果。文章のきびしさを受け入れスッと肩の荷が降りた。
著者の習慣・毎日決まった時間に書く。・辞書をひき、本を読み語彙力を磨く。このふたつを淡々とつづける。きびしいけどためになる本であった。