昨日の続き、
「倒れるときは前のめり」 有川ひろ 角川文庫
を読んで・・
みなさんこんにちは、空元気も元気のうち、作り笑顔も笑顔のうちと思っている佐々木泰久です。
「やせ我慢と空元気」
という言葉が目に止まりました。
「身近な被災地支援」というタイトルのエッセイの中で、
無事な地域でへこんでいる暇があったら、歯を食い縛って笑おう。やせ我慢と空元気を振り絞るべきは今だ。
とありました。
前後の文脈は、ご想像にお任せしますが、
「やせ我慢と空元気」
好きな言葉です。
「歯を食い縛って笑おう」
という表現も、大好きです。
空元気で思い出したことがあります。
昔々、次女が熱を出して病院へ行った時のこと。
幼稚園児だったか、小学校低学年だったか。帰省中だったので、実家近くの岩手県立山田病院。休日診療だったと思います。
38度を超える高熱ではありましたが、元気でした。
小児喘息だったので、咳は出て、ちょっとゼーゼーいっているようにも思いましたが、元気でした。
子供は熱が出ても元気だったら、そんなに心配しなくていい
と、どこかで読んだことがありました。
なので、そんなに心配することもなく、軽い気持ちで病院へつれて行きました。
診てくれたのはかなりベテランのお医者様でした。
ご高齢で、むしろ先生の方が心配です、と思わず言いたくなるほどです。
喉の奥を覗き込み、聴診器を胸に当て、胸や背中をトントンと叩きました。
「肺炎だな。」
ぼそっと言われました。
「肺炎ですか?そんなにひどいんですか?」
淡々と聞き返しました。答えがなかったので、重ねて言いました。
「喘息は持ってますが、元気で遊んでいるので、大丈夫だと思ったんですけど・・・」
カルテに書き込んでいた手を止めて、顔だけこっちを向いて、ジロっと睨まれました。そして一言
「空元気だが。」
その一言に、真っ先に頭に浮かんだのが、
カラゲンキって久々に聞いた〜
娘の病状よりも、そんな反応をする俺って親としてどうなのか、と後から思いました((´∀`*))ヶラヶラ。