青玉獅子香炉  陳舜臣著

 神戸在住在日漢人の著者が書いた短編集。
 年輪のない木、太湖帰田石、小指を追う、カーブルへの道、青玉獅子香炉の短編五編が収録されている。
 どれも面白かった。話の舞台や鍵にシナ文化の香りが有る。
 去年読みかけだったが、休み中に読み終えた。
 カーブルは今でいうアフガニスタンのカブールを指す。
 年輪のない木はマレーシアで材木商をやる男の話。息子が軍隊で死ぬが、それが敬愛していたはずの上司による特訓が原因だと知る。しかもその上司は自分の所まで押しかけ、自分の妻と寝ている。
 不定の妻と上司の二人を木に閉じ込め、窒息衰弱死させて復讐する。
 他にもいろいろ面白いので、機会が有れば読んでもらいたい。