台湾 したたかな隣人 著酒井 亨

 二年くらい前のゴールデンウィーク中に台湾へ行った。その時にカフェで読んだ本。
 今回再読した。
 日本では李登輝などの上からの民主化がよく話題になる。しかし、実際は下からの一般民衆による民主化が実は主役だったのだ、と言う主張の本。
 李登輝が総統だったころ、私は大学生だったのでほとんど興味が無かった。しかし、色々な本やウェブサイトを見ていると、あの頃の政治は熱かったようだ。読んでいてもその雰囲気に魅力を感じる。
 今の台湾政治は民衆が白けてしまって面白くない。それは日本と同じで政治が出来るあらかたの事を達成してしまったからだろう。
 とりあえず豊かで食べられるようになったから、政治に無関心になった。途上国を見れば明らか。途上国では政治に対する意識がとても高い。それは政治の巧拙が自身の生活に直接影響するから。
 台湾はそう言う段階を過ぎた。
 ところで著者は「むじな」の名前でブログを書いている。強烈な個性が有ってとても面白い。