<日時>2024年7月5日(金)
<会場>東京オペラシティコンサートホール
<演奏>
 指揮:ピーター・フィリップス
 合唱:タリス・スコラーズ
    ソプラノ4人、アルト2人、テノール2人、バス2人

 

<プログラム>
・パレストリーナ:6声のミサ 《主よ、われ御身に依り頼みたり》  -キリエ
・モラレス:天の女王、喜びませ (レジーナ・チェリ)
・パレストリーナ:6声のミサ 《汝はペテロなり》 -グローリア
・フェスタ:あなたは何にもまして美しい
・カルパントラ:エレミアの哀歌
・パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ曲 -クレド
★アレグリ:ミゼレーレ・メイ・デウス (神よ、われを憐れみたまえ)
・パレストリーナ:ミサ・ソレムニスより -サンクタス
・ジョスカン・デ・プレ:万物の連なりを超えて
・パレストリーナ:ミサ曲集第3巻
   -ミサ・ブレヴィス、 アニュス・デイ"

---------------------------
名前だけは知っていたタリス・スコラーズ。ルネサンス期の合唱曲を主に演奏する、イギリスのアカペラコーラスグループで、トマス・タリスという作曲家から名前を取っているとのこと。

ほぼヴィブラートを掛けない発声の古楽系の合唱は、耳が洗われるような気がして好きだ。
曲によって人数や立ち位置を変えて歌われる、繊細な響きに気持ちが鎮まっていく。

圧巻はバチカンのシスティーナ礼拝堂の秘曲と言われるアレグリの「ミゼレーレ・メイ・デウス」
教会ではバルコニーにも歌手を配置して歌われるらしく、今回も2階正面の左側に4人、右側に1人を配置。ステージ上の5人と共に歌われる立体効果満点の響きに包まれたミゼレーレは素晴らしかった。
 

【追記】

この門外不出だったミゼレーレ、かのモーツァルトが一度聴いただけで記憶し、譜面に起こしてしまったとのこと。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%BC%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AC_(%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%B0%E3%83%AA)



 



https://youtu.be/2uvO1MoMt3w?feature=shared