加藤訓子プロデュース
  スティーヴ・ライヒ プロジェクト『kuniko plays reich II / DRUMMING LIVE』
 

<日時>2024年6月28日(金)
<会場>彩の国さいたま芸術劇場
<演奏>
 KUNIKO KATO & MUSICIANS
Per:加藤訓子
Per:青栁はる夏・悪原 至・東 廉悟・岩間美奈・齋藤綾乃・篠崎陽子・高口かれん・戸崎可梨・富田真以子・敦賀朝香・西崎彩衣・濱仲陽香・藤本亮平・古屋千尋・細野幸一・松野弥咲・眞鍋華子・三神絵里子
picc.:菊池奏絵
vo.  :丸山里佳・向笠愛里

<プログラム> 
第1部  kuniko plays reich II
・フォー・オルガンズ(1970)
・ナゴヤ・マリンバ(1992)
・ピアノ・フェイズ(1967/2021)version for vibraphone
・ニューヨーク・カウンターポイント(1985)

第2部  DRUMMING LIVE
・ドラミング(1970-71)
  PART I, II, III, IV
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さいたま芸術劇場にてスティーヴ・ライヒの曲を聴く。フレーズが繰り返されていくうちに高揚していく、ミニマルミュージックと言われるジャンル。

 

開演前、ホールで若手パーカッショニストのパフォーマンス

手拍子だけの ライヒ「クラッピング・ミュージック」



まずスティーヴ・ライヒ本人のビデオ・メッセージ「今回は来日できないけれど、長年自分の曲に取り組んでくれているKUNIKOが演奏する。楽しんでほしい。

前半はそのベテラン加藤訓子のマリンバのソロパフォーマンス。
というか、いくつかの曲を作曲者の許可を得てマリンバ用に改編しさらに自分のソロを録音で流して一人多重セッションを展開。なかなか集中力の高い演奏だった。

 

 

第一部のステージセット

 

 

休憩中、ホールで若手パーカッショニストのパフォーマンス

ライヒ「木片のための音楽」



後半は加藤訓子さんが、若手パーカッショニストに活躍の場を与えたいと企画したステージで、ドラミングと言う曲を聴く。

 

ドラミングのステージセット


この曲の一部をCDの音だけで聞いた時は、楽器編成もわからず、だんだん音数が増えスピードが上がりリズムが複雑になっていくのが、何が何だかよくわからないけど不思議な心地だった。

楽器はボンゴ4セット、マリンバ3台、鉄琴3台、これらを9人で入れ替り立ち代わり叩き、さらに口笛、ピッコロとソプラノ、アルトの女性ヴォーカル二人という大編成。

後にyoutubeで見ることができたが、これだけの人数が必要な曲を生演奏で聴けるとは思わなかったので良かった。

こういうタイプの曲だと現在ならコンピューターでリズムを刻めるかもしれないけれど、人が演奏するのはやはり違う。
微妙に揺れたり、エネルギーの交換があったり、リズムの楽しさに浸った70分間だった。


【参考映像】


ドラミング
     第4部だけ参考に、こんな曲です

 


Clapping Music

 

 

Music for Pieces of Wood