ちょうど今、中島みゆきの夜会の記録映画が
公開されているので、観に行き大変懐かしかった。

夜会は、毎年渋谷のシアターコクーンで上演されていた、中島みゆきがストーリーも書き下ろした、一人歌芝居のことだ。

 



中島みゆきが『アザミ嬢のララバイ』(*1)でデビューし『時代』(*2)でヤマハのポプコンで優勝してメジャーになった時のことはまだ覚えている。

1975年、自分は高校生で中島みゆきは23歳だった。

それからしばらく、中島みゆきに夢中になった。

 

 

 
などというアルバムを出して、暗い歌手の代表などと言われていたが、どの曲もその時の心に染みて、とても20代の女性が歌っているとは思えなかった。


歌声も、囁くようだったり泣きそうだったり
歌に合わせた七色の声で、素晴らしかった。

『ホームにて』『根雪』『狼になりたい』など、なかでも『蕎麦屋』が一番好きだった。(*3~*6)

「世界中が誰もかも
 偉いやつに思えてきて
 まるで自分一人だけが
 
いらいないような気がする時

    突然お前から電話が来る

 。。。。。」

若い頃、落ち込んでいる時にこんな歌を聞いたら、泣くしかないではないか

コンサートにも行き
アルバムにもなっている
1986年の両国国技館の

ライブでは、最後の曲を

途中からマイクを外して歌い。
 

1986年のコンサートツアー「歌暦Page86」から、12月18日から21日までの両国国技館の模様を収録

 

阪神淡路大震災やサリン事件などがあった

1995年の年末のライブでは、

今年は大変なことが沢山ありました
と語りながらピアノに座って

『ファイト』(*7)を弾き語り

夜会のチケットを取るために

ファンクラブに入ったりもした。

しかしある時からぱったり

聞かなくなってしまった。
『地上の星』(*8)などが

ヒットし始めた頃からかな
しんみりした歌が減り、

堂々と歌い上げるような曲が
増えてきたからだった。

そして今でも時おり聴くのは

1970年代から80年代の曲が多い。
今でも『蕎麦屋』は落ち込んだ時の

特効薬だと思うので
良かったら聞いてみて下さい。
本人の歌はネットにないと思われるけど、
機会があったらオリジナルも。

 

動画一覧
---------------------------------------------------
*1『アザミ嬢のララバイ』中島みゆき 1975年

 


*2『時代』中島みゆき  1975年

 


*3『ホームにて』中島みゆき 1977年

 


*4『根雪』カバー 1979年

 



*5『狼になりたい』 カバー:魚高ミチル  1979年

 


*6『蕎麦屋』 カバー:魚高ミチル 1980年

 



*7『ファイト』中島みゆき 1983年

 


*8『地上の星』中島みゆき 2000年