こんなyoutubeを見つけました。
🤯 私は中国の工場と20年間仕事をしてきました。誰もそんなことは教えてくれません!
中国の産業クラスターの集積の凄さ、効率性の高さを見事にレポートしている。凡百の記事を読むよりも圧倒される。中国の製造業は安いだけではない。このレポーターが言うようにこんな中国に叶う訳がない。
80年代の日本が強かった理由は産業の国内蓄積にあった。中国はそれをまさに徹底して推し進めたものだ。
嘗て、堺屋太一は、日本は関東地方くらいの大きさだったらよかったと言った。産業が効率的に集積されるからだと。そういった、先人の優れた知見というのは忘れ去られたのだろうか。ものづくりの理論でそれを語ったものを知らない。先人の知恵が日本では捨てられてしまうようだ。ものづくりは文化論では語れない。日本が強かったのはものづくりが国民性であったわけでも能力が高かったわけでもない。産業の蓄積がコスト要因よりもはるかに高かった。その産業蓄積が失われたのだ。
いまから20年前、中国は物流園区という保税区(厳密にいうとそれ以上。ほとんど中国の外国としての位置づけだった)システムを構築し、海外企業が製品を持ち込んで中国製品とクロスドックできる場所を作った。それも、中国内国の製造業・サプライチェーンの育成に大きな力を持ったと考える。今思うと中国の産業育成の慧眼は、まさに、囲碁の名人の布石のようだ。日本の製造業はその掌中で動かされ、何時の間にか自発的に日本のサプライチェーンを受け渡してしまったのだ。勿論、製造業の力、科学技術力の高さは誰も否定できないが、それよりも、その政策の手腕が評価されるべきだと思う。民主的な手続きを必要としないアドバンテージがあると割り引いたとしても。
さらに、中国の飛躍の背景は、製造業における盤石なサプライチェーンの形成だけではないと考える。世界言語として、中国語が台頭し、若い世代を中心に技術情報を貪欲に吸収し、中国語内に「インテリジェンスチェーン」を構築したことに依るように思う。14億人がこれに母国語としてアクセスする。海外からの情報の咀嚼は凄まじく速い。これも日本語では実現できない。今後何世代にもわたって、中国はその便益を享受するだろう。
これについては、こんなyoutubeがある。
ドイツはいかにして200年間科学界を支配し、そして消え去ったのか
それにしても、日本に、唯一残された内燃機関のサプライチェーン、大切に後世代に伝えたいものだ。
これを見て本当に思った。