今頃だけどマッドマックス怒りのデスロード観たので感想
今となっては誰も言わなくなった世紀末な世界をひたすらカーチェイスしまくる映画ですね
映像の派手さとか主人公よりも目立ってるフュリオサ副隊長カッコイイ!
とかいう感想はみんな書いてるだろうからあえて主人公であるマックスに焦点を当ててみます
最初に今作のマックスを見た感想が
マックスってこんなんだったっけ?
というぐらいマックスが挙動不審でしゃべりません、本当に相槌程度しかしゃべらない
マッドマックス2までは見たんですがメル・ギブソンが演じていたマックスはもっとタフなイメージだったんですが今作のマックスは今にもわめきだしてわけのわからん行動をとりそうな雰囲気です
見ていくうちに幻聴、幻覚に悩まされる描写と挙動不審さがつながっていきます
ああ、そうか、今作のマックスは完全におかしくなってしまった状態なんだと
しゃべらないんじゃなくてしゃべれないんだ、と
精神的に病んでしまった状態のマックスにとって感情をまっすぐにぶつけてくる女性達との時間は恐ろしい経験だったでしょうね、精神的におかしくなった結果相手に危害を加えるタイプの人というか男は女性を好みますけどね、自分より弱くていたぶりやすいですから
マックスは根が正義感がしっかりあるまともな人で自分の苦しさを人にぶつけるタイプじゃないからここまで病んだんでしょうか、監督がそこまで考えてるかは知りませがカーチェイスだらけでセリフも少ない映画なのにその人物の性格がすごくよく表現されていると思います
そして一番気に入ったのはラストシーンです
全てが終わった後、見返りを求めるわけでもなく別れも告げず人ごみにまぎれ笑顔を見せて去っていくマックス
めっちゃカッコイイです
やたらと恋愛要素をつっこんでラスト辺りでキスシーン入れるような映画は基本的に嫌いですから、アクション映画ならアクションに重点置けと言いたくなる
久々にDVDとか買いたくなる作品でした
今更言っても仕方ないけど映画館で見たかったなあ・・・