「身体は元気だけど、どうも
やる気が起きない」という日は、
“七分咲き”の一日を目指すと
よいでしょう。
普段の仕事や作業の
クオリティーが満開だとしたら、
それよりも若干花が開いていない
状態をOKラインに設定します。
そして、頭によるコントロールを
手放して、身体の自然な動きに
ゆだねるようにします。
生命活動を“自動操縦”に
切り替えます。
深呼吸をして心身をリラックス
させて、肩と目と頭の力を
順番に抜いていきましょう。
あなたの周囲の景色の中に、
あなた自身をそっと置いて
漂わせるような感覚です。
そして、
「七分咲きでOK」と言いながら、
スケジュール帳にあることを、
ロボットのようにたんたんと
こなしていくのです。
一日が終わってみると、
不思議なことに、
最初に想定したよりも仕事や
作業が片付いていたりします。
「やることはこれ。
完成度は七分咲きでOKだよ」
と言って、身体にすべてを
ゆだねてしまえば、頭が強い
リーダーシップを発揮しなくても、
身体は意外と動いてくれます。
いかがです?
今日は“七分咲き”な
ゆるい一日にしてみませんか。
故事成語の「人間万事塞翁が馬」
(じんかんばんじさいおうがうま)
という言葉をご存知でしょうか。
語源は、塞翁(さいおう)という
中国のおじさんの話です。
あるとき、塞翁は自分の馬が
逃げ出すという災難にあいます。
その後、その馬が他の馬を連れて
戻ってくるという幸運を得ます。
さらに、その馬に乗った
自分の息子が落馬して骨折する
という災難にあいます。
しかし息子は、骨折したおかげで
兵役から免れ死なずにすむ
幸運を得る、という結末です。
塞翁に何か事件が起きるたびに、
隣人たちは「よかったね」と
お祝いしたり、「気の毒にね」と
お見舞いしたりするわけですが、
塞翁はどこ吹く風で、
「これが悪いことにつながって
いるかもよ」と言ってみたり、
「いやいや、よいことに
つながっているかもね」
と言ってみたりして、
のらりくらりとしているわけです。
物語の最後は一応、
「息子が死なずにすんで
よかったよね」という話で
終わっているのですが、
塞翁というおじさんは
きっと死ぬまで、
「いやそうでもないさ」
と言っていることでしょう。
世の中には、
「自分は運が悪い」とか
「ついてない」と言う人がいます。
暗に言わんとするのは、
「努力しているのに
報われていない」とか、
「世の中不公平だな」
ということだと思います。
人と自分を比較しがちな若い人に
多い傾向ですが、けれども、
自分の運のあるなしを決めるには、
まだちょっと早すぎるように
思うのです。
なにしろ、
それが何につながっているのかは、
いまの自分にはさっぱり
わからないのですから。
「あの人、ついていて
うらやましいなあ・・・」
とうらやんでいた友人が
道を踏み外すこともありますし、
「私はなんて運が悪いんだろう…」
と嘆いていたことが、すごく
ラッキーな出来事につながって
いるかもしれないのです。
それこそ、
運がよかったのか悪かったのか、
自分が死ぬまではわかりません。
そういうことは死んだ後で
ゆっくり振り返ればよいでしょう。
人の運のよしあしというのは、
想定よりもはるかに長いスパンで
見るべきことであり、
生きている間に人間が気にすべき
ことでもないということです。
その一方で、
神様はあなたを見ています。
そして、
あなたが活躍する場を用意して、
あなたの成長を待っています。
神様はあなたの成長を
待っているのです。
あなたが成長を遂げたとき、
その力を発揮する機会は
必ず訪れます。
ですから、ただ目の前のことに
心を込めて取り組んで、
あなた自身を成長進化させて
いれば、それでよいのです。
あとはあなたの舞台に
自然に導かれていきます。
いまあなたの目の前にあることは
課題です。
それをやり遂げれば、
あなたは成長進化します。
いまはそれを
しっかりやりましょう。
さて、運がいいとか悪いとか、
そんなことにかまけている
場合ではなさそうですね。
神様は、あなたがそこから
立ち上がり、事を始めるのを
静かに待っていますよ。
追伸:
ありのままのまっさらな出来事に、
“自分の都合”という
1本の線を引いて、
よい悪いを決めているのが
「都合」というものです。
ですから、
本来都合のよいことと悪いことは
50:50で起きています。
悪いことが多いと感じるのは、
悪いことを感じるセンサーの方が
敏感に働くからです。
実際、人生にはそんなに悪いこと
ばかり起きてはいません。
悪いことと同じ分だけ、
よいことは起きています。
ただし、悪いことはその都度
嫌な気分になりますが、
よいことはすぐに当たり前に
なって慣れてしまうのです。
それで目に入らなくなるのですね。
都合の悪いことが起きても、
嫌な気分にならなければ最強です。
本文と反するようですが、
都合の悪いことが起きたときは、
その瞬間に、「ついてる!」
と叫ぶとよいでしょう。
「ついてる!」という
言葉の力を使って、
ついてることに目を向けます。
それで嫌な気分につかまる
リスクを回避できます。
うそをつきたくないという場合は、
「ついてることにつながっている」
でもよいですし、
「想像もつかないくらいついてる」
でもOKです。
それならば全部本当のことです。
そうやって意識して自分を
嫌な気分から逃してあげましょう。
あなたの気分がよいときには、
都合のよいこともいくつか
視界に入ってくるでしょう。
普段あなたが何気なく使っている
「ありがとう」という感謝の言葉。
あなたが感謝している理由を
意識して使うと、感謝の気持ちが
より相手に伝わるようになります。
つまり、こういうことです。
『○○してくれて、ありがとう』
○○の部分には、あなたが
感謝している理由が入ります。
たとえば…
「いつも私に優しい言葉を
かけてくれて、ありがとう」
という感じです。
実験してみましょう。
最初に、
何気なく「ありがとう」とだけ
言葉にしてみてください。
「ありがとう」
次に、感謝している理由を
心の中でつぶやいてから、
続けて「ありがとう」と
言葉にしてみてください。
「・・・・・、ありがとう」
いかがでしょう。
言葉の響きの微妙なちがいに
気づかれると思います。
同じ「ありがとう」でも感謝の
理由を意識して使うと、まったく
印象の違う言葉になるのです。
今度誰かに「ありがとう」を言う
チャンスがあったら、ちょっと
その理由を考えてみてください。
そして感謝の理由を心の中で
伝えながら、「ありがとう」と
言ってみてください。
ただの「ありがとう」に
あなたの感謝の思いが乗った、
特別な「ありがとう」になります。
そしてあなたの思いが、相手に
すごく伝わるようになります。