令和6年4月11日


兄から17時頃電話。

「おっ父が歩けなくなって廊下にずっといるんだよ!」

その一言から始まった。

聞くと母と散歩に行って帰宅後、廊下であと少しで自分の布団に入ろうと思った所

あと少しで力が入らなくなってしまったらしい。

「手足の力は入る?呼吸は?意識はある?!」

聞いてみると手足の力が入らないとの事。


完全に脳だ。

「いつから?!何時から?!」と聞くと

兄が「14時頃からなんだ。いくら言っても手を出させてくれない。触るな!大丈夫だ!の繰り返しなんだよ。」


「えー💦そんな時間から?!救急車だろうがっ!!!何故もっと早く連絡しないの!!」思わず叫んでしまった。

兄は「ごめん。」


私の兄はとても大人しく父は母や兄に対して特に認知症を発症してからとても強い口調になる事が多くなり母も兄も困っていたから仕方ない。


「直ぐに行くから待ってて!念の為、お薬手帳!保険証を用意しておいて!」そう言って電話を切った。


しかし両親は埼玉。私は群馬。

さほど離れてはいないが1時間半は車でかかるので、叔父に電話をした。

両親の直ぐ近くに住んでいる叔父と父は

昔から気も合わず疎遠でもう何年だろうと年数もわからない程合っていない。行ってくれるか確認をしてみた。


案の定、「近くに住む叔母に生かせるよ。」

だった。

しかし叔母は出かけており

叔父が「いないからいくよ」となり

嫌嫌いかれるのもなぁと娘としては

複雑な気持ちだったが父の事を考えたら

お願いする方を選択した。


叔父が下の息子も連れて行ってくれたらしく

、息子が電話をくれた。

「お父さんどう?!」

「布団にいるけど手足動いてるよ?」

「手をギューッとできる?!足首から下の力確認できる!」と聞くと

「足動かしてるよ。水分が足りないとか?熱中症みたいな水分が足りないんじゃないかな?けど救急車呼んだ方がよさそうだよ。」

との事で救急車手配をしてくれた。


よかった。救急車がくる。

早く実家につきたい!でも遠いー!!


見た目で足が動かせてても手足の力を自身で調べないとわからない。自身で父の状態を確認しなければ脳疾患の可能性は捨てきれないなと思いながら埼玉に向かった。