ブルーインパルスに憧れて自衛隊に入ったが、交通事故でけがを
したことで、パイロットが続けられなくなり広報に異動となった空井。
新人時代から記者としてバリバリに頑張っていたが、
強引な取材態度が問題となりディレクターに異動になった稲葉。
挫折した二人が交差し、新しい職場で成長していく姿を描いた物語。

最後の場面が印象に残った。(以下 本文からの抜粋)

稲葉が空井に「どんな特集を作ったらうれしいですか」と問いかける。
空井は、
「自衛官をヒーローにして欲しくないな」
「僕たちに肩入れしてくれる、
代わりに僕たちの活動が国民の安心になるように伝えてほしいんです」
と答えた。

さらに、
自衛隊の冷たい缶メシを強調されて国民は安心できますか。
自衛官の缶メシが冷たいのは、被災者の食事を温めるために燃料を節約しているからです。
自衛隊は被災地に温かい食事を届ける能力があるって伝えてほしいんです。

稲葉は理解する
取材対象に寄り添うことは間違いではない。
寄り添うことで理解が生まれる。
理解があれば報道は公正さを保つ。
だが、それはスタートラインでしかない。
ゴールに居る視聴者に向けて、自分たちは電波を放つのだ。

空飛ぶ広報室/有川 浩
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