天空の蜂は、自衛隊向けに開発した大型ヘリを遠隔操作で奪い、

高速増殖炉に落下させるというテロ事件を描いている。

部隊が原子力発電所になっているが、犯人に協力者に仕立てられた

女性や、リモコンによる遠隔操作、最後の場面が「使命と魂のリミット」

良く似ている。

この小説は1997年に書かれた本だが、軽水炉に保管してある使用済み燃料の

危険性に言及している。また、高速増殖炉についても判り易く書いてある。

原子力発電所の現場と電力会社幹部の温度差や県知事、警察、住民などの

感情がうまく描かれている。

原子力発電所を扱っているから、ドラマ化は難しいだろう。



天空の蜂 (講談社文庫)/東野 圭吾
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奪取された超大型特殊ヘリコプターには爆薬が満載されていた。
無人操縦でホバリングしているのは、稼働中の原子力発電所の真上。
日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、政府が下した非情の決断とは。そしてヘリの燃料が尽きるとき…。
驚愕のクライシス、圧倒的な緊迫感で魅了する傑作サスペンス。