フジサンケイグループの創始者とも言える、鹿内信隆氏がどのようにして、

メディアの帝王として成り上がったか。鹿内家のフジサンケイグループ支配とは。

ニッポン放送、フジテレビ、産経新聞の関係。

日枝氏を中心とするクーデター。

箱根、美ヶ原高原美術館の重要な役割。


そんなことが、詳細に書いてある。


この本のことは、どんなメディアも取り上げないと思う。

今の日本のメディアがどのように作られ、政治家や財界と癒着してきたかが、良く判る。


講談社文庫として出版されていることが奇跡だ。


この本の内容をベースにした映画やドラマをが観たい。そんなことができる脚本家や監督、

プロデューサーは日本にはいないかもしれない。


メディアの支配者(上) (講談社文庫)/中川 一徳
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メディアの支配者(下) (講談社文庫)/中川 一徳
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出版社/著者からの内容紹介

歴史は繰り返される。
日枝久会長率いるフジテレビは、堀江貴文のマネーゲームによって危うく乗っ取られかけた。
フジサンケイグループが内包していた経営上の「弱み」を、巧みに衝かれたのだ。

フジサンケイの支配者は、創立者・鹿内信隆、二代目・鹿内春雄、そして娘婿・宏明の鹿内家三代と入れ替わったのち、日枝が謀議を巡らしクーデターによってそれを追い出した。

日枝は、新たな支配者として君臨した。

しかし鹿内一族は、グループ支配のカギとなるニッポン放送株を容易に手放そうとはしなかった。

「乗っ取り屋」日枝は、鹿内家の影響力を排除するため株式の上場に走ったが、それが自らを地位を危うくすることになるとは想像もしていなかった――。

15年に及ぶ信じがたいほどの取材量によって、フジサンケイグループの暗部を余すところなく明らかにする。
鹿内家の内部文書、多くのフジテレビ、ニッポン放送、産経新聞社員の証言によって、知られざるメディアの裏面がはじめて説き起こされる。


戦中・戦後の混乱を生き抜き、梟のように奸智に長けた創始者・信隆。
プリンスとして育てられ、数々の結婚、離婚を繰り返し、現在のフジテレビの基礎を作った夭折の天才・春雄。
エリート銀行マンから春雄の死によって唐突に後継者に指名され、奮闘むなしく日枝に追い落とされた娘婿・宏明。


そして巧みな根回しと戦略によって現在のグループを率いる日枝久。

「支配者」たちの歴史は、そのままこの特異なメディアグループの歴史でもある。