　バルセロナに到着早々、荷ほどきもほとんどしないままガウディの設計したグエル邸に向かった。グエルは実業家、政治家だった。ホテルから徒歩圏内だ。

　下町情緒たっぷりの旧市街を通り抜けていく。　　

『グエル邸』

　建物の前面道路があまり広くないので、外観写真を1枚で撮るのが難しい。午後4時の予約で入った。

　玄関ホールから美しい階段をあがる。

　階段の正面のステンドグラスには赤と黄色のカタルーニャの国旗があしらってある。カタルーニャの独立運動の話は最近聞かないが、カタルーニャにたいする愛着を感じさせる。

　中央ホールは贅沢な空間で、天井（高さ：１５㍍）はドームになっている。入口の右側にはプライベートな礼拝堂。礼拝堂の前に扉２つがあるので、ミサが開催されない時に扉を閉めて礼拝堂が見えなくなる。

　家具などは当時のものだが、グエル邸にあったオリジナルではないようだ。

　屋上は曲線が多く、２４個の煙突がとてもカラフルなタイルで飾られていて、面白い形をしている。

　大聖堂が見えている。

　『コロンブスの塔』

　新大陸の方を見ているという。コロンブスはイタリア、ジェノヴァ生まれだったが航海の資金を出してくれたのは、スペインのイザベラ女王だった。新大陸発見後、イザベラ女王に謁見するためにバルセロナに訪れた。

　バルセロナで合流した友人が、バルセロナで海のイメージがなかったと言っていたが、見えているのは地中海だ。

　観光用のロープウエイもみえる。

　外観模型を見ておこう。こちらは正面。

　こちらは裏側。

　次は同じくガウディの設計した『カサ・バトリョ』を観に行く。18時の入館予約をしておいた。