近況報告

ご心配をおかけしている

ディープブリランテについて。
こないだの岩田騎手の乗り方に関しては
ほめられたものではないと思います。

ただ、その辺りは本人も重々わかっているようです。
本番に強い男ですし
岩田騎手でいくと決めた以上
彼を信頼して託します。

厩舎としての課題も残っていますので
それをこの4週間でしっかりクリアして
本番を迎えたいと思います。

前回のレースに関しても
力負けとは思っていないので
悲観はしていません。
変わらぬ応援よろしくお願いいたします。

最近は厩舎にオープン馬が増えてきて
いつ北海道の牧場回りに行こうか困るほどになりました。

今週はグランプリエンゼルが高松宮記念に挑み
タカオノボルがマーチSに出走。
タカオノボルは次走にアンタレスSも予定しています。
来週はオセアニアボスがダービー卿CTへ
再来週はレオンビスティーがニュージーランドT。
さらにその翌週はディープブリランテの皐月賞が待っています。
グランプリボスはマイラーズC、京王杯SC、安田記念のローテを予定。
毎週重賞に出走予定の馬がおり
本当に嬉しい悲鳴です。

厩舎のミーティングでも
大きなレースにむけて
みんなでしっかり協力していこう
という話をしております。

3歳馬の近況をお伝えしておきますと、
オープン馬はゲンテン、ディープブリランテ、
レオンビスティーの3頭しかいませんが
ガンジス、ダイワマッジョーレ、カポーティスター、セシリアなど
今後が非常に楽しみな馬もそろっています。
この馬たちがどこまで出世していくか
かなり期待しています

まだ未出走の馬のなかにも
素質馬はそろっており
それらも入厩してきていますが
今まで入厩できなかったということは
なにかしらに問題があったということで
正直あんまり慌てることはできません。
アンコイルド、レッドヴォーグ、マイバーチューなど
楽しみな馬たちですが
じっくりと育てたいと思います。

こないだ取材を受けたときに
相手の方が話していたことで
僕もすごくうなずくことがありました。
それは、ゲームの『ダビスタ』の影響を受けている
ファンの方が多いということ。

ゲームでは簡単にレースに出走でき
簡単にレースを勝てたりします。
ウチの厩舎のように

厳しいローテでレースを使うと
馬が壊れるケースも多いです。

ゲームが競馬の発展に
貢献していることはありがたく思いますが
馬は生き物なので
現実はゲームのようには行きません。

僕らはみんなプロフェッショナルの仕事をしています。
僕は長年かけて勉強して調教師になったわけですし
スタッフたちも日々勉強して
経験積んでやっているプロフェッショナルです。

それだけプライドを持って仕事をしていますので
そこは僕らを信頼してもらいたいと思います。

期待に応えられるようにがんばっていきますので
これからも応援よろしくお願いいたします。