キーンランドセールレポートその4

3日目からセリの開始時刻は朝10時。
前2日よりも早起きして馬を見て回りました。

前日の下見の時点で
目当ての馬を落札できなかった事を想定して
ある程度3日目の馬も見ていたので、
先生をはじめみんなで気になった馬を再度見て回り
最終的に先生が目当ての馬を決定しました。

そしていよいよその馬の順番が回ってきました。
緊張感が高まります。
前2日と比べると
競り相手と先生が何度も手を挙げあい
少額で値段が上がっていきます。

例えれば卓球のラリー状態。

先生が
「今まで経験してきた中でも厳しいセリだった。」
と語った勝負に見事勝利
きっちり20万ドルで落札したのがこの子です。





父: DistortedHumor (ディストーテッドヒューモアー)
母: BearWest　(母の父GoneWest)
の牡馬。
父のDistortedHumorはフォーティナイナーの産駒で
自身はＧ1勝ちはなかったものの、初年度産駒から
ケンタッキーダービー馬のファニーサイドを出すなど
今アメリカでは勢いのある種牡馬の1頭です。

この子はまだそんなに大きくないのですが
馬体のバランスも良く歩様にも素軽さが感じられ
意外に芝でも活躍できるかもしれませんね。
そして何より従順そうで可愛らしかったですよ。





年内にはシュウジデイファームへ移動し
来年以降のデビューを目指し調教が進められます。
これからの彼の成長と再び会える日が楽しみですね。
シュウジデイファームの皆さんよろしくお願いします。

夜はみんなで近くのレストランへ行き
落札祝いの乾杯をしました。