フランス・ドーヴィル出張【1】

こんにちは。助手の玉井です。

矢作師に帯同させてもらい8月11日から19日まで
一歳馬のせりのため出張したフランスでの様子を。
（長編なので、分けて書きます。）

早朝5：30に栗東を発ち、関空から成田を乗り継ぎ、
12時間以上機中の人となって、シャルルドゴール空港着。
そこからさらにタクシーで2時間余りかけて到着したのが、
今回のイヤリングセールの舞台となるドーヴィル。
ノルマンディー地方有数の避暑地だ。

日差しは強く、夜9時を過ぎてもまだ外は明るく、
そして涼しい。
涼しいどころか、今年は特に気温が低いらしく、
半袖一枚では風が冷たい。
栗東での酷暑とは雲泥の差である。






到着翌日、厩舎へ行き上場馬の下見へ。
今回は牝馬を購入する予定だったので、
予め師が血統面でカタログからピックアップした
牝馬約40頭の馬体や歩様を見せてもらう。
真剣そのものの表情で馬体をチェックしてゆく師。
未来の矢作厩舎の戦力となる可能性をもった若駒達である。
師の相馬眼が発揮される真剣勝負の場だ。






その晩はChez Miocqueにて食事。
フランス料理といっても堅苦しいものではなく、
オープンテラス席も備えた
さほど広くはない店内を人が埋め尽くし、
その喧騒の中でノルマンディー料理を頂くお店である。



テーブルに所狭しと並べられた
濃厚フィッシュスープや舌ビラメ、
名物のムール貝などの海の幸をメインに、
ワインをガブガブ楽しみながら
ゆっくりとした時間を楽しんだ…のは矢作師。

アルコールが苦手な僕は食うべし、
とばかりに料理に取り組む。
一皿一皿の量が尋常でない。
味付けも一種独特で濃いめ、ワインに合う味付けなのか。
とても美味しいのだが、食いすぎた…。




つづく。