3歳2頭への期待とセールについて | 矢作厩舎オフィシャルブログ「よく稼ぎ、よく遊べ!」Powered by Ameba

3歳2頭への期待とセールについて

再来週のセレクトセールに向け
今日も明日も牧場回りの日々。
水曜日に函館スプリントSに出走する
グランプリエンゼルの追いきりを
札幌競馬場でみた後、再び牧場視察へ。

そのグランプリエンゼルだが
繊細な牝馬なので体重は増えていないが
ここまでいい状態できている。
51キロで出走できるのが魅力。
前回乗れなかった熊沢騎手も
この馬に乗るために減量して臨む
という気合いの入り具合だ。

来週のジャパンダートダービーに出走する
グロリアスノアも先週金曜に帰厩。
今週の水曜にサッとやって
土曜に併せ馬の追いきり予定。
2頭の3歳馬がどれだけやれるのか
非常に楽しみである。

さてセレクトセールの準備で
たくさん馬をみているが
セリで獲れるか獲れないかは別にして
この日本最大のセールに参加できることが嬉しい。
厩舎を開業した頃は、
勉強のためにただ見学にきているだけだった。
しかし、今は複数の馬主さんに頼まれて
馬選びの真剣勝負の日々。
これは馬主さんたちが我が厩舎の力を
認めてくれている証であり
それだけの数字を残してきた結果である。

世間の厳しい経済事情などもあり
今年は相場読みがさらに難しいそうだが
僕の抱える馬主さんたちは1歳馬を希望している人が多い。
セレクトセールといえば、毎年当歳馬が目玉だが
デビューが2年後になる当歳馬より
1年でも早くデビューできる1歳馬のほうが欲しいという。
予算という面もあると思うが
夢より実を取る傾向になりそうな気配。
去年も思ったことだが
世界的にはセリは1歳馬が主流であり
それがグローバルスタンダードだ。
リスクヘッジやその他のことを考えると
日本もその流れに準じていくべきだと思う。