我が実家は極貧で、山の中にあり

過疎が進み、唯一あった歯医者もなくなり

私が小学校低学年で

町の歯医者へ行かなくてはならなくなった


昭和の母親(というより昭和一桁生まれ

の母親)あるあるで、虫歯は放置プンプン

歯磨きも子供に教えず


だから、乳歯は味噌っ歯になって抜ける

し、永久歯も根が腐って抜けるままに

する状態の事も珍しくなかった


いまでは考えれないですが

昔は歳を取ったら9割が入れ歯でしたし

歯に対する認識が低かったです


で、私や姉たちも早くから虫歯で苦労し

歯が痛い、と言ったら母に「歯を磨かない

から!」と叱られるし

自分が悪いのだと思ってました

お金がいつもないので、歯医者にも

行かせてもらえませんでした


ずっと、歯が悪いことは劣等感でした

長姉なんて10代で前歯が入れ歯

いくら昭和でも信じられます?

虫歯を治療しないままきたので根まで

ダメになってしまったからです

(根が残っていると根幹治療して差し歯に

できます)


ちな、長姉は入れ歯のことをとても気に

していたらしく、人前では絶対に外さず。

女王体質の女で、そこそこモテたけど

誰にも入れ歯とは知られなかった事で

しょう


私なんて心臓弁膜症の原因は歯が悪かった

せいかも?とも思います

根を治療してる歯が何本もあるので…

(幸い、心臓弁逆流はあるものの10年

超えても進行してないようだ)


いまの時代、ネグレクトでもないと

親の意識が高いから、歯で苦しむ人は

昭和の時代よりかなり少ないでしょう


ちな、我が夫も母親に歯磨き教育を

受けず、やはりあまり良い歯ではないです

でも、社会人になってからキチンと治療

やメンテナンスするようになり

失った歯は沢山はないです

ブリッジが一箇所、20代からあるけど

ちな、夫の実家も僻地で歯医者は4〜5キロ

離れた所にしかなく、公共交通機関も

発達していず、歯科通院は困難だったそう


いまは、歯が腫れるケースは親知らず

の生え方による炎症が多いかも、ですね

そうなる前に抜けばいいのですが

なかなか親知らず抜歯も勇気がいります

小手術になる場合もあるし…


うちの息子は病院で1泊入院し4本まとめて

抜きました(こちらにいる21〜2歳の頃)

娘は歯科医院で日帰りで1本ずつ

だから2人は親知らず無し


私は40代になってから、下のみ1本ずつ

歯科医院で抜きました


息子談によると、4本一気に抜いたけど

出血も少なく、回復も早かったそうです

腫れなどもありませんでした

手技と生え方でしょうね

息子が抜いた病院で私も一度抜歯した

ことあるけど、瞬時に抜き終わり

抜歯経験の中でトップ賞でした

慣れてる、ってのもあるでしょうね


虫歯で死んだ人がいるってのを聞いたこと

もあるし、早いうちに治療するに

越したことないですね、虫歯

滅多なことはないとはいえ、甘くみては

いけません


わたしの人生やり直したいことの一つに

歯のメンテナンス、があります

本当にいつも気が重かったです