今日からインドではDiwali(ディワリ）と言って、
インド暦の第七番目の月の初めの日から5日間にわたり、
一年の幸福を祈り、お祝いをするお祭りが行われる。
日本のお正月であり、別名「光のフェスティバル」と言われるほど、
街中が煌びやかに飾られるのだそう。
夜はキャンドルに火を灯して過ごすと言うことで、
私も夜にはキャンドルを灯してみた。
Jyotishを学んでいるとよくわかるのだが、
インドではの暦を大切にしていて、
惑星の動きもとても大事に考えている。
ディワリもインド暦の第7番目の月カールッティカ月の
新月の夜に5日間かけて祝われる。
『新月の夜』であるから、グレゴリオ暦で言うところの
”何月何日”とは決まっていない。
古来から受け継がれてきた行事ごとは本来そういう決め方だったのだろう。
昔の人たちは現代の人たちよりも宇宙や自然とのつながりを
大切にしていたのだと思う。
いつの間にやら空を見上げることもなくなり、
時計が刻む時間に囚われ、
本来の自然の動きとはずれているけれど、
規則的なカレンダーに沿って動くようになってしまった。
『梵我一如』
『上なる如く、下も然り』
『As above,So below』
同じことを先人たちは説いていた。
自然とのつながりを顧みずに、せっせと働いてくださった人たちがいたおかげで、
いろんなことが便利になってきたのかも知れない。
けれど、その代償も大きかったのではないかと、今は思う。
これからはまた先人たちのように、
宇宙や自然とのつながりを大切にしていくことが必要なのではないか、
とアーユルヴェーダやJyotishを学んでいる内に、
強く感じるようになった。
私のように、つながりを大切にしていくことが、
大変なことのように感じている人も多いと思う。
あるいは宗教っぽく感じて毛嫌いしている人もいるだろう。
そこを、わかりやすく、とっかかりやすく伝えていきたい。
そうすることで、きっと笑顔の人が増えるから。
そんなことをキャンドルの火を見ながらぼんやり思っていた。
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