「新月にはアファメーションしましょう。」
というようなことを聞いたことはないだろうか?
私も新月ごとに10個のアファメーションを
考えたりしていたし、
セッション中にクライアントにアファメーションを
考えてもらったりしていた。
しかし、ここにきてアファメーションに対して、
いささか疑問が湧いてきた。
そこで改めてアファメーションについて調べてみた。
アファメーションとは、自己肯定感を高め、
ポジティブ思考を養うための強力なツール。
心の健康やモチベーション向上、
自己啓発においても有益な役割を果たし、
自尊心を高め、目標設定やメンタルウェルビーイングの
向上にも寄与するとされている。
またポジティブなアファメーションは自尊心を向上させ、
自己成長の機会を広げる手段となる。
さらに自己肯定感を高めることで、
ストレス軽減や心の健康の維持にも寄与する。
アファメーションを効果的に行うためには、
いくつかのポイントがあるとされている。
・自己肯定感を含めたポジティブな表現を心掛けること
・現在形で表現すること
・具体的な目標を設定し、感情を込めて実践すること
適切に行われたアファメーションは、
前向きなマインドセットを養い、インナーダイアログを改善する。
具体的なイメージトレーニングを通じて、
喜びの習慣を築き、困難に対するレジリエンスを高めることができる。
アファメーションを効果的に活用するには、
日常的な練習が重要。
アファメーションをルーティンに組み込むことで、
自己成長やポジティブな変化の実現をサポートする。
日常生活に取り入れることで、自己育成のプロセスがより効果的になる。
なりたい自分をより具体的に思い描くことは、
とても大切なことだと思うし、
そうなろうと目標を立てることは悪いことではない。
けれど、「理想的な自分に変わりたい」となると、
なんだか違う気がする。
それは今の自分を「ダメな自分」と判断していることになる。
ダメな自分なんていない。
理想を追いかけることよりもまず、
今の自分が満たされている存在であることを知ることの方が
大切なように思う。
「私が変わればこんな風になれる。」という自己否定からはじまる
アファメーションでは意味がないし、
むしろマイナス。
自分が調和の中にいての願望は、
自分自身を成長させてくれる。
手段ではなく、まず自分を整える事。
そうする事が何よりも大切だとつくづく感じる。